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本モノのシュリンカーストレッチャー製作1

タイトル画像のように鉄板を膨らませる加工。一番ポピュラーなのは

ひたすら叩く

切株に丸い窪みを造作しておいて、叩いて凹ませていくやつ、またはサンドバッグで、

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サンドバッグだと永遠に無理、腕が無駄にムキムキになるほうがはやい。

じゃタイトル画像のやつどうやってつくったのか?このためにフトコロが深いシュリンカーストレッチャーを製作しました。あっという間に凸面ができますよ。ヘリに近い部分は強く何回も、遠くにいくにつれて弱く回数少なくという使い方。タイトル画像はシュリンカーストレッチャーで形成後にダイの跡をプレニッシングハンマーで均してるとこです。ハンマーのほうは別記事で紹介しますがこれも仕上がる早さたるや、ってなツール。

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フェンダーいじっててフトコロがないシュリンカーストレッチャーは全然役に立たなかったわけで。

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使えねーシュリンカーストレッチャーと並べるとこんななので能力の違いは一目瞭然。

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買ったのはダイセットのみ、これだけでプレステ5が買えます。

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まあケチったわけです。まるごとの機械としても高いけれど、それ以前に日本で扱ってる機械商がゼロなんですよ信じられないんですが本当。日本の職工はどんだけ時間かかる手仕事が好きなんだよ。重量的に国際送料通関手数料がアホみたいに高いので、送料もさほど高くはならないダイセットだけは買ったといういきさつ。ダイセットも作るとしたら、絞る面に平ヤスリを貼るとか考えるとプレステ5の値段だとしても買っちゃうのがよい。

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図面を3Dで作りました。カムでアームを動かすが、ペダルストロークとダイセットのストロークの関係がどうなるかPC上で動かせると思ったんだけど、FUSION 360はカム摺動のような曲線上の滑り移動の拘束がなかった。あと3D図面を引くけど、切ったり削ったりはNCでなく手送りです。

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これあとアーム削ってるときに華奢だしカムやローラーが無駄に大きくなるのがわかり再設計をしました。

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ただひたすら切ったり削ったりです。引き続き制作途中画像を紹介します。

まとめ

シュリンカーストレッチャーのまともに使えるやつは日本で売ってないので作ることにした。