見出し画像

ステッピングモータードライバのハック

ミニフライス、もともとパソコンCNCで動いていたやつの横送りで手で延々回すの疲れたので、パソコン無しでちゃちゃっと使えるよう組み換えた話。

CAD/CAM/CNCで削るような小物作っておらず、10年くらい作動させてなく、もうPCのモニタもガレージから引き上げた。ロータリーエンコーダー使って手パを作っていたのでそれで3軸動かせるのだけど、いちいちPC起動してモニタ見ながら、ってのは面倒なんでやらなくなってた。
YouTubeみていたらワイパーモーター流用で横送りやってんのみていいなと思った。

うちのはステッピングモーターはついてるので、ドライバを別途用意すれば切削無しでできるわけで、ドライバのYouTubeを見てみた。タイトル画像左の黒いステッパードライバはよく見るんだけど、使い方を勉強。右のパルス発生器をつなげば動くらしいってことで購入、どちらも7-800円くらい。

画像1

この状態でケースに入れると困るのが赤いプッシュSW。ハンダ剥がそうとしたがいまどきのは融点が高くて吸い取りできず、2つあるうちの左は双投の両方の回路を切り替えるので、スイッチをそのまま、ワイヤーを裏にハンダ付けするのでは機能しないな、と。右はON-OFFスイッチをかませばおK。

プルアップ

ドライバーのほうの回路を推定してみた。Enable-に5Vが入ってるときモーター停止、GNDに落とすと回転となるが、内部で5Vにプルアップされていないので、なにも接続しないときは0V/5Vどちらでもないから機能しないようだ(未確認)

回転方向のdirection-はプルアップされているので、引っこ抜くと5Vになり逆回転することは確認した。

ステッピングモーターXCGコネクタ

基本こんな感じなんだけど、ステッパードライバーへの電源入力の描記が省略されています。
パルス発生器からドライバへの黄(ENA-)、緑(DIR-)はつながずに、パルス発生器の0V/5V出力を別途ラッチSPDTスイッチに入れ、com端子からENA-に接続すると0V/5Vを切り替えられ、モーターオンオフ。
DIR-は上に書いてるよう内部プルアップされているので、単投のラッチスイッチをかませてGNDに繋げばOK。

画像4

ケースに入れた状態。スイッチが押せないのわかりますよね。

画像5

つなげて試運転。微速が効かないんで、パルス発生器のパルス選択のジャンパピンからスイッチをひっぱりたいところ。ラッチのトグルスイッチが1つしかなかったので、ここで中断。

まとめ

ステッパードライバーはパルス発生器の0V/5V出力があるもので駆動可能。