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卓上旋盤入替え

自動送りを変速にしたくてステッピングモーターをつけたところで、入替えのため三相モーターインバーターをもとの状態に復帰させました。

変速ギアが主軸と送りについている旋盤と入替えです。急なのはそのタイプの中古卓上はほとんど流通しないから、タマがあるときに食いついとかないと次がいつだか分からないから。

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ちょっとヒヤリがありましたが床に降ろしました。これは売りものに。台は手を入れて次の旋盤を据えれるようにします。

鋼材を溶接して作ってある100キロ近い製作物です。この台に載っかったままだと重心が高いし輸送が大変です。80cmくらい幅を広げないと次の旋盤は載りませんのでバラシます。ヘッドストック下・テールストック下の2ピースにします。

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入庫。受取時に稼働テストを言われましたが、うち三相来てないので。この記事の時点ではこの位置から1メートル動いただけで台車に載ったままです。

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インバーターをつないだものの、設定法を忘れていてこの日は作動まで行きつかず。

ギア鳴りベアリング交換、オイル交換しました。

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4つ爪チャックを調達、D1-4バックプレートは投げ売りされてるのを買ったら加工ミス品でした。表裏逆にスタッドの回り止めネジ穴が配置されてる。そもそも出べそ分余計なので、ひっくり返して反対側からスタッド装着、沈め加工します。センターのテーパー加工もゆるく、反対側をD1-4スピンドルに現物合わせで削ればよいわけで。

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4つ爪チャックはヤフオクで調達、φ200あたりは日本では趣味と仕事で使う機械のギャップの寸法なので、中古流通はあまりない&人気も無いらしくNOS(未使用長期保管品)でした。グリース落とすだけ。

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次に起動正逆レバーの先のスイッチ導通不良のため外してみたら、割れてました、カプトンテープでグラグラしないよう固定して戻して修復完了。

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前面などのスイッチ類とその配線はキャリーオーバーしてます。被覆の内側まで潤滑油が浸みていてひと晩縦にぶら下げても抜けませんでした。三相モーター用制御盤の中身は端子台以外はインバーターになると要らないものばかりで全撤去、

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代わりにインバーターを入れました。緊急停止スイッチ作動をさせたあと、それをリセットするだけでは回らず、さらに起動レバーをいったん中立に戻さないとモーターが回り出さないような回路を2極リレーを使って追加しました。原理はラッチングリレー。

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インバーターに12V端子はあるけどGND端子が出てないからリレーを駆動できないんで、いろいろ考えましたが、DC12V電源を入れました。これは7セグ回転計の電源としても使うし。

もとの旋盤よりモーター、回転マスや、駆動抵抗が大きいため、加減速時間設定をマイルドにしないと過電流エラーで止まってしまいます。また、回転マスが大きく、「なんかヤバ」と身の危険も感じるのもあり、インバーターもブレーキ抵抗を外付けできるものに入替えてすみやかに減速できるようにしようと思っています。

まとめ

送り速度可変モーターを付けたタイミングで、変速ありほぼ汎用旋盤を卓上にしたクラスの機械が中古で出てきたので入替え作業開始です。まだ台車上です。

主軸貫通穴が25ミリ通れば…心間が600ミリあれば…複合刃物台の取り付け剛性がもっとあればなあ

という願望も実現。