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針板裏補強溶接とペダルの改良

タイトル画像通り、溶加棒なしのなめ付け補強板を付けました。

送り針板製作が一通り終わったので操作性の見直しをしました。踏んでいくとハンチングするんです。森進一のビブラートみたいにブルブル、ベルトも暴れてペダルを踏む足を緩めるしかない。
ミシン自体の回転バランスが悪いためブルブル揺れるだけならともかく、モーター回転数の上下動が起こる原因はモーターの下に付いている制御箱のさらに横についてるレバーユニット。これを作って売ってた三菱あるいはミシンとサーボモーターを調達してセットアップし縫製工場に納める業態のミシン屋が頭悪いんだという結論に。他社のサーボモーターだとレバーユニットはモーターの振動でブルブルしないマウントブラケットについてたりしますよ。

バッテリーや余分な制御箱は関係ありません

テーブル裏の固定部とプーリーより遠い側だからブルブルの振幅が大きくなりやすい場所にペダルからのピットマン棒をつけてると、ペダル踏み量が一定でも振動でレバーが勝手に動くわけで、ビブラート状態に陥り、続けて縫製しようとするとポジティブフィードバックがかかり振幅が増します。もうひとつ例えるとボロ車のエンジンマウントが切れてグラグラになってるとき、アクセルペダルがエンジン直に付いてるとスナッチを起こしてまともに運転できないと思いますが、クルマの場合そんな構造を採用するわけない。

レバーユニットをモーター・制御箱から外し、台に直付けするのが吉。

ブラケット作るべプラズマCNCで、いやこれは普通にボール盤やバンドソーを使ったほうが早い、と思いとどまりました。ですが板厚が足りずしなって使いものになりませんでした。このへんの鉄板勘が身に付いていない。

補強入れて完成。

三菱リミサーボはJukiに吸収合併された後新型が世に出ることなく廃番になりそうですから改良を望むこともかなわないようで。

ペダル踏みでコントロールしやすくなったのでここまでの441細針改造の総括として幅狭送りの縫製サンプル。踏み跡が付きやすいタンニン鞣しの裏側も美しい。何も知らされてなければこれが441ミシンで5番糸を使った縫製といっても信じて貰えないでしょう

ビニモMBTボビン補充したら色が薄いのが届いたのはなんだかなあ

まとめ

振動が大きいミシンに三菱サーボモーターを組み合わせた場合、レバーユニットを制御箱から外してテーブル裏か台上に移設すると格段に踏みやすくなります、むしろそのままだとまともに縫えないです。
リミサーボはデカいし、操作盤の位置との兼ね合いで一本足テーブルとの相性とても悪いです。