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革漉き機の送りローラー(ビア樽)位置を微調整

メーカー品なら寸法管理がぴったりで同じ位置に来るとはずですが、801系のパーツをaliexpressやヤ〇オクで買うとバラつきがあります。タイトル写真は突き出し量調整のワッシャーを試適してるところです。この青いブランコはTAKING TK-802についてきたものと同鋳型同寸法だったのですが、他に少なくとも3種、それぞれ見ただけで形状が違います。

1.9ミリ

上画像のアームは製作したFortuna形状です。この部品も801用を買うといろいろで、特にブランコに入る軸寸法が太すぎて入らないのは論外としても、公差が甘くてガタガタします。作ったほうがよいと判断しました。
丸刃を押さえギリまで近づけた位置関係のとき、送り軸が丸刃内に入ってしまいました。送り円周に接する線との交点よりも刃先が出ている、という位置関係ですので、漉いた裏側を厚く持っていかれやすくなりました。ワッシャー交換です。

1ミリ厚

ワッシャーは既製品だと内径ガバガバですので棒から削って作っています。送り軸の位置は押さえ右端面を下に延長した線上にくるのを狙うべきです。ローラータイプ押えの場合はローラー軸の真下ですね。使ったことありませんけど。

これの一式をゴム、砥石、鉄ごとに用意し、ごっそり入れ替え交換できるようにしておくと作業効率が上がるのですが、青いのとTK-802のを比べると手前⇔奥方向の位置が2ミリくらい違います。ピボットの穴の深さの相違です。60度センタードリルで穴を深く加工すれば終わり。奥側の穴の深さはいじる必要ありません。スライドしますから。手前のピボット位置も調整できるのですが、それの位置は固定とし、そこ基準に他を合わせるのが正解です。

押さえスライドロッド

TAKINGの押さえスライドはガタが大きすぎるので、シムで詰めました。

既成厚のシムです。一周巻くと入りませんでしたので一部だけ入れてます。Fortunaと同等のガタになりましたが、穴と棒への攻撃性があると困るからシム素材は真ちゅう一択、寿命は短いと思います。