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441デカミシン5番糸用幅狭針板の製作

まずは下送りの仕上げ。パルスTIGで付いてなかった割れを溶かしこむ。1パルス/秒、高電流%78A―16%、ベース電流20A。ペダルによる電流調整も併用。この条件なら0.6ミリワイヤーで盛ることも可能

幅狭針板の製作は、ステンレス3ミリ板をプラズマCNCでスロット切り、そのままだとプラズマテーブル上で動かないように置けないわけで、厚めの鉄板の切れ端に点付けしました。みてわかるように試技5回でうまいこといきました。なにが原因でうまく切れないのかは遮光メガネで監視してるとわかります。最後はZ高さを手入力で成功。

いいクリアランスで下送りがはまります。ヤスリで修正し、

曲げて溶接合体は写真撮ってなかった。試し縫い、めっちゃよい感触!

スロットは3.5ミリ。右のは441純正送り、スロットの幅9ミリ。売っている(わたしはなぜだか決済できず買えないが)ビレット針板はフラット、これは純正と同じラウンドトップです。特に不具合は感じません。

外押えを左に交換し端から2ミリの縫製テスト。いたって普通の縫いですよね。ですが441を使ってるひとなら知っている、素の441はこんなフニャフニャで薄い革の端なんぞ縫えません。広いスロットの中にある下送りが引っ込むと革の端がスロットに落っこちてしまうんで、定規も効かなくなるし。縫いラインがジグザグ動いて目標がわかりにくいし

もうちょい研磨したら実戦投入します。

まとめ

441ミシンで1ミリ厚のソフトシュリンク革2枚の端から2ミリのステッチが可能になりました。

  • 針794S 21番 ビニモMBT 5番

  • 下送り(フィードドッグ)と針板を幅狭改造、9ミリから3.5ミリに