［歌とダンスとヴィランの卵］ディセンダント・ディセンダント２

お久しぶりです！映画感想の時間だよ。

この前ディズニーシーに行ってかなりDヴィラン熱が高まっており、なんかディズニー見たいなと思ったけどアラジンとかはアマプラ見放題ではなく…それでもなにかないかな～と漁ってたら見つけました。ディセンダントとディセンダント２。続けて観たので１記事にまとめちゃいます。

☆基本情報
『ディセンダント』（原題：Descendants）
公開年：2015年
監督： ケニー・オルテガ
主演：ダヴ・キャメロン
ジャンル：ディズニー、ファンタジー、青春
予告編

『ディセンダント２』（原題：Descendants2）
公開年：2017年
監督： ケニー・オルテガ
主演：ダヴ・キャメロン
ジャンル：ディズニー、ファンタジー、青春
予告編

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ディセンダントシリーズはもしディズニーヴィランに子供がいたら？というIFの世界観で作られた実写映画シリーズです。プリンセスたちは王子を結婚したあと子供を産み、子供たちは素敵な学園生活を送っています。対してヴィランたちは実質監獄の小汚い離れ小島でみずぼらしい生活をしており、ヴィランの子供たちはギャングみたいな生活を余儀なくされている、というもの。

物語は、美女と野獣の息子が「親がヴィランだからと言って子どもまで閉じ込めておくのはおかしい」と言ってヴィランの子供たちを自分たちの学園に転入させるところから始まります。
転入することになったのはジャファーの息子、イービルクイーン（白雪姫の魔女）の娘、クルエラの息子、そしてマレフィセントの娘でした。このマレフィセントの娘が主人公です。

まあ、当たり前というか案の定というか、転入することでヴィランの子供たちは善の心に目覚めて親たちを裏切るっていうTHEディズニーな話で、内容的には特筆すべきところはありません。

それに加えてヴィランの子供たちの紆余曲折を描くためにプリンセス側のキャラがヒール（憎まれ役）になっているのでそこがあんまり好きじゃなかったかな…という。「ヴィランの子どもが必ずしもヴィラン（悪人）ではないように、プリンセスの子どもは必ずしもプリンセス（善人）ではない」がテーマなのはわかるんですが、だったらオーロラ姫の娘を学園の陰湿ビッチクソ女にするよかは人殺しも辞さないようなガチの悪人にしてほしかったなっていうのがあります。なんかこう、親と子は独立した人格というハナシと親の躾の問題を一緒にしてるような気が…？
さらに言うと現役プリンセスの白雪姫が知り合いの娘に向かって「あの子の髪型はどうしちゃったんでしょうか？ｗｗ」とか煽るのはギャグとしても笑えないなと思いました。（っていうかあれ本物の白雪姫なのか？）

ただそのへんを置いておいて今回のヴィランである毒親マレフィセントがマジのマジでかわいいのでそこだけはよかったなと思います。歌うわボケるわ戦うわ、ヴィランのプロ意識と底力を見せてくれてます。

ヴィランの子どもたちは、まあかわいかったけど、さっき述べたようにプリンセス側の描き方が疑問で全体的に説得力を感じなかったのでそこまで「よかったね～！」とはなりませんでした。ただイービルクイーンの娘が大変可愛くて素敵です。

で、ここからは２の感想。
マレフィセントの娘が「やっぱりイイモンの暮らしは無理だよ～！」と故郷のクソ島に逃げてしまうところからスタート。

今回はヴィランにアースラの娘、フックの息子、ガストンの息子が出てきます。ガストンの息子かわいいかったね！この子たちは結局善の心に目覚めることもなく普通にヴィランとして終わりました。アースラの娘は寝返りフラグ立ってたけどね。

前作と比べてよかったのは歌とダンス。前作も結構好きだったけど今作はクソ島が舞台だったからかヴィラン・ソングが多めで楽しかったです。風景もこっちのほうが好きだし。それに伴って衣装も今作のほうが好みです。ワル。

話は…うーん…前作は親たちが脇役ながら出てたけど今回はまったく出番なし。フック船長もガストンも出てきません。アースラは足だけ出ました。完全に「子ども世代」だけをブランド化する方針に舵を切ったって印象ですね。そのほうが新規で見た人には親切だし、主要ターゲットのキッズたちにもわかりやすいから仕方ない…。ただフック船長の息子が全然エレガントじゃなかったのはなぜ？しかも腰巾着に甘んじてるし。お前フック船長の息子だろ！？親父がどれだけエレガントだったかゲオで借りて確かめてみろ！

というわけで歌とダンスなら２、キャラのかわいさなら１というのが私の感想です。

☆評価（各☆５つで満点）
おもしろさ：☆☆☆
画の綺麗さ：☆☆☆☆
テンポの良さ：☆☆☆
キャラの良さ：☆☆☆☆
フロロー…！期待してるぞ…！：☆☆☆☆☆