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強くなるには監督二人

サッカーは、22人の選手が入り乱れて1個のボールをゴールに入れようとする競技です。
リアルタイムで進んでいきますから、瞬間瞬間の判断が必要になります。
個々の選手のプレー選択は勿論のこと、チームとしてのプレー選択も瞬間の判断が必要になります。
相手があるゲームですので、ゲーム前の想定も必要ですが、何より実際に対峙したときの相手を見てからの判断が重要になります。
この判断をピッチ上で行うのが、いわゆるゲームメーカーと言われる選手になります。
この選手のパスの選択や動きによって、チームメイトに意思を伝えて、チーム全体がスムーズに攻撃できれば得点できる可能性が高まるわけです。

ほとんどのチームには、中心となる選手がいると思います。
ゲームを落ち着かせたり、チームを鼓舞して戦わせたりする時に中心となるような選手です。
ただ、ここで言ってるゲームメーカーは、ちょっとだけ違ってる感じで、チーム状態がどうであろうとも淡々と全体最適に向かってプレイし続けるような選手になります。
たまには感情的になったり(演技かもしれませんが)しますが、とにかく観ていて楽しいプレイが連続するような選手です。

最近のJリーグでは、上手い選手も増えましたが、ゲームメーカーと言われるような選手は減ってしまったような気がします。
全体的に、フィジカル上等、な感じになってるような気がして、面白いサッカーが減ってるような感じを受けます。
まぁ、時代の流れがそうなっているのなら仕方ないとは思いますが、せめてフロンターレは面白いサッカーを目指してほしいと願っているところです。

そのためには、ゲームメーカー(ピッチ上の監督)がぜひとも必要なのですが、今のところ出現しそうも無いところが悲しいところです。

ゲームメーカーの居場所は、全体を見渡せて全員に意思が伝わりやすい場所ということで、ビッチの真ん中辺りが最適だと思われます。
ポジション的には、トップ下かボランチ(アンカーじゃなく)です。
そして、現在のメンバーの中でゲームメーカーになれそうなのは、大島、脇坂、山本、じゃないかと思っているのですが、なかなかそのポジションで使ってもらってないので、育ちようが無いという現状です。

ゲームメーカー不在ならば、たくさんの戦術を身に着けさせて、臨機応変に戦術を変えるという方法もあるかと思いますが、今はそうなっていないので、今後どうなるのでしょうか。

とりあえず、未来に希望が持てるようなスタメンの試合が観たいなぁ、と毎回思うようになった事自体がちょっと悲しいですな。