日帰りで鼻中隔矯正術を受けた話(その4)

手術を終え、帰宅したのが午後5時頃。相変わらず鼻から出血が止まりません。貰ったガーゼも帰り道ですでに使い切ってしまい、ティッシュやバスタオルで垂れてきた血を拭い続けます。手術後に説明があったのですが、当日の夜が1番出血が多いようです。あと、スポンジが血液を含んで垂れてくるのですが、ギュッと押して絞ってたり、鼻に力をかけたりしてはいけないとの事。これはまぁ考えたら分かりますよね。そして、息ができないから、出血が止まったからといって自分でスポンジを抜くのも厳禁。鼻の形成バランスを考えてスポンジの量を調整しているらしく、縫合部が繋がる前に抜いてしまうとおかしな事になるのだとか。お医者さんって凄いですね。本当に尊敬します。

そんな感じで出血が続き、ふと気持ち悪くなりました。「あ、なんか吐きそう」って感じて数秒でオエッ!と来て、1回目は素振り、2回目で缶コーヒー半分くらいの量を吐血。手術中に飲み込んだものでしょうか?途端に気分が悪くなり、座っていられないので横になる。失神まではいきませんでしたが、意識を失う寸前までいきました(´°д°`)鼻で息ができないので、えずいている時は呼吸ができません。結構怖いです。

夕食。鼻が完全に詰まっているので、コップの水を飲むのもひと苦労。「ゴックン、カハッ!」ってなります。1回で飲み込める量も少ない。すぐに口をあけて呼吸しないと苦しい!食べ物の味は一応感じますね。でも目で食べ物を認識して、脳が味を補完してるっていう話を聞いた事があるので、目隠ししたら、もしかすると味が分からなくなっていたのかも。もちろんそんな実験をする余力は皆無です(笑)

そして就寝。上半身を少し起こすと楽になるとの事でしたが、あまり実感できず。鼻で息ができるようになるのは3日後。それまでずっとこの状況が続くと思うと、ちょっと気が狂いそうになりました(笑)今でこそ笑って話せますが、本当につらいです。自分でスポンジを抜いてしまう人もいるんじゃないかな。大量のスポンジが詰まっているので、リラックスして眠くなるような事は無く、疲れているはずなのにこの日は一睡もできませんでした。

そんな状況が続く、手術1日後と2日後。翌朝には出血は半分以下に、翌々日にはほとんど止まりました。水を飲んだり、口で呼吸するのも慣れてきて、メンタルも安定してきました。


その5へ続く

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