日帰りで鼻中隔矯正術を受けた話(その5)

手術から3日後、ついにスポンジを抜く日がやってきました!手術直後~スポンジを抜くまでが一番苦しい時期だと思います。

先生「つらかったでしょ?」

で「はい!(キッパリ)」

先生「じゃスポンジを抜いていきます。一時的に出血するので、顔の下でこのトレー持ってて下さい」

飯盒みたいな形をしたトレーを構えます。飯盒(はんごう)伝わるかな…大豆みたいな形のやつ。いよいよスポンジを抜いてもらいます!ズズっ、いってぇー!ジーン…。血が数滴ポタポタ。あれ、思ったより悲惨な事にならないぞ!他の人の体験談を見てみると、「ガーゼを抜くときがとてつもなく痛い、失神する人も居るくらい」っていう情報を見るのですが、私の場合はガーゼじゃなくてスポンジ。最近はもうガーゼは使わないのかもしれませんね。

おお!鼻が通る!3日ぶりに解放されたぞー!!気分的にはもうかなり楽になります。でも全ての詰め物が取れた訳ではなく、鼻腔のスポンジとは別に、副鼻腔にも「勝手に溶けて出てくる止血剤」なるものが詰められています。ゼリーみたいな質感で、血みどろの赤黒い物体(以降ダークマターと呼称)が、スポンジが無くなった事で鼻から出てくるようになるので、綿球を鼻の入口に入れておき、ダークマターで汚れてきたら綿球交換という作業がこのあと数日間のルーティンになります。私の場合は1日数回ぐらいの頻度になりました。

鼻に少し空気が通るようになったとはいえ、ダークマターの影響で97%が詰まってる感じですね。でもこの3%が滅茶苦茶でかくて、以前の100%とは比べ物にならないくらい楽です。コップの水もゴクゴクのめます。匂いも感じるようになって、何か変な匂いが…。手術中にも同じ匂いがしたぞ。たぶんダークマターになる前の止血剤の匂いなんじゃないかなぁ?今までかいだ事がないような、悪臭とかではないが、良いにおいでもない。香ばしい感じがする。中東あたりにこんな香りのスパイスが売ってそう(適当)。

綿球交換ルーティンをこなして、さらに3日ほど過ごします。

その6に続く

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