癌サバイバーとの生活⑤
《注意》ここでは、癌サバイバーになった母と暮らす私の目線で経験を書きます。現在、癌を患っている方・支えている家族の方などは、ストレスを感じるかもしれません。心配がある方は、この先を読まないほうが良いかもしれません。
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(前回からの続きです。)
最近は、連日転倒しており、安全のために手足を拘束されているらしいです。
※安全のために拘束する事があるかもしれない事は、事前に説明があり、了承しています。もちろん、怪我をしない素材の物で拘束されています。
面会をしに行くと、母は涙ぐみながら、「最近亡くなったばあちゃんや父さんの夢をよくみる。」と言っていました。
以前、祖母が、亡くなる前によく、実家の夢や亡くなった人が会いに来る夢をみたと言っていました。
そんな事もあり、私は胸騒ぎがしました。
母には、「そっか。」としか言えませんでした。
そんな母に私が今できるのは、気分転換になるように差し入れを買ってきてあげる事やどうでも良い話をする事くらいです。
家に帰って来ると、動揺していたからか、電子ケトルの湯で火傷をしてしまいました。
こういう時に冷静になるって難しいですね。
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