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癌サバイバーとの生活⑥


《注意》ここでは、癌サバイバーになった母と暮らす私の目線で経験を書きます。現在、癌を患っている方・支えている家族の方などは、ストレスを感じるかもしれません。心配がある方は、この先を読まないほうが良いかもしれません。
今回は、私の愚痴もあるので、特に患者さんは読まない方が良いと思います。




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最近、昼夜問わず、仕事中でも母から電話がかかってくるようになりました。
用件は、「迎えに来て。」とか「ごはん食べに行こう。」とかが多いです。

仕事中に電話がかかってくるという事もあり、ついついイライラしてしまいます。100%は優しく出来ない自分に嫌気がさす。

それなら、電話の電源を切ってればいいのでは?と思われるかもしれませんが、病院から電話がかかってくる事もあるので、切るわけにもいきません。


今日は、「迎えに来て。退院したい。」との事でした。
病院に着くと、母のこれからの生活をどうしていきたいか聞かれました。

私からは、仕事でいない時が多いので、今の状態の母を退院させるのは不安があることを伝えました。


病院としては、記憶障害はあるものの、体調は落ち着いてきているので、退院したければして良いとの事でした。怪我を防ぐために拘束もしなければならないし、今の状態で、入院し続けるのは難しいとの事でした。
警察沙汰になり、家族の方も困っているので、病院側もすぐに退院してとは言いません。というような内容のお話がありました。


病院は、重症の患者さんのために、出来るだけ病床を空けておかないといけないわけで、いずれ今回のようなお話があるだろう…とは思っていましたが、正直困ります。
今回は、安定した歩行を一人で出来ない状態・記憶障害もある状態です。
家族だけど、24時間・365日介護し続けるのは無理です。

いずれ、共倒れするでしょう。


訪問看護を受けることと施設に入所するというのもあるかもしれませんが、私達にとってデメリットが多すぎます。

まず、いずれにしてもお金がかかること。
そして、訪問看護は限られた時間しか無理なので、結局母を一人にする時が多いと思います。
あと、個人的にあまり他人を家にあげたくない。

施設は、母が要介護になるか、適応するかどうか専門の人でないと分からないので、病院側は何とも言えないとの事でした。


最近は、母のことは好きだけど、自分の暮らしや仕事の事もあり、疲れてもきていて、自分の感情はごちゃごちゃしています。

人生ハードモードすぎる。


てか、何で、家族に退院の事を話す前に本人に言ったんだろう…


帰宅願望が強まって毎日のように電話がかかって困る…





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