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【AC6】対人ビギナーでも大会に出たい!対人環境で格上に抗う手法


どうでもいい前書き

Q:筆者の腕前ってどんなもん?
A:普段は野良のチーム戦でマニュアルオンリーのグレ機体で遊んだり、デカールを作って遊んでいるため、あまりAC6をやり込んでいるプレイヤーではない。
大会に出ている強い機体を丸パクリして、機体性能で野良のタイマンは勝てる程度。

前提

NESTで野良対戦を繰り返していると、ネタアセンやガチアセン、手も足も出ない猛者から手抜きでも勝てる相手まであらゆるプレイヤーに出会う。
手に汗握る対戦をもっとしてみたい場合、大会に出ることが選択肢に上がってくるだろう。
そんな気持ちがありながらも、大会常連のような強者ではなく、技量面で格上相手に勝てる気がしない、そこまでAC6に時間を注ぎ込めない、何も出来ずに負けるのが目に見えている、等を理由に足踏みしてしまっている人がいるのは事実だ。
※当社独自調べによる。自分も1回出るまでは結構悩んだ。
ちょっと待ってくれ!技量面で劣ってもワンチャンスを狙って抗う手段はあるぞ!AC6なら!

格上に挑むための考え方

大原則として、相手と同じ土俵で戦わないこと、これに尽きる。
強者ではないプレイヤーは、あらゆる環境機体と日々練習を重ね、何に対しても勝ち筋を持っているプレイヤーと同じ機体、同じ戦法で戦った際に勝つことが出来ない。
また、すべての機体相手に勝とうとした結果、悪い意味で中途半端な機体に乗ってしまうことを避けたい。
この考え方から、2つの軸で戦法と機体の選定を行った。

戦法の選定

習熟度を求められる戦法や細かいテクニックは練習量が求められるため、お手軽ではなく、技量差のある相手に挑むには不適当。
必要な要素は誰でも簡単に一定の性能が発揮できることだ。
命中率の高い or リターンの大きい武器を使用し、耐えて凌ぐ戦法を取ることでこれを実現することが出来る。
※攻めは細かいテクニックが多く必要で、比較して簡単とは言い難い。
つまるところ、逃げる敵を諦めることにした。

脚部パーツの選定(機体の方向性の決定)

操作が簡単であればあるほど、脳の処理リソースを減らすことができ、対戦経験値の差を埋めることができる。
そのため、フレーム構成としてはタンクを選定する。
地上走行にボーナスがあり、上昇操作が基本的に不要なタンクは他脚部と比較して操作が容易だ。
タンク脚は軽タン、ガチタン、ホバタンの3種類だが、ホバタンは特殊なため除外するとして、軽タン、ガチタンのどちらを選ぶべきだろうか。
この2択では耐久性が高いことからワンミスでの即死を回避できるガチタンとする。
スタッガーからのコンボを受けてもまだ余力が残ることから、焦りを抑えることができる。これも脳のリソースへの影響を避ける要素となる。
※ガチタンではそもそも回避ができないため、避けられない攻撃は無視≒脳のリソースを割かなくてよい。お得だ。

他フレームパーツの選定

気にするべきは機体の姿勢安定性能と防御性能。スタッガーしなければしないだけ偉いのがAC6だ。
頭部とコアは姿勢安定性能と防御値の高いパーツが望ましい。
今回は頭部にVERRILL、コアにTIAN-QIANGを選んだ。
※他の候補としては、スタンガンなどを考慮したVE-44B頭や、防御性能を高めるVE-40Aコアなどが挙げられる。
腕部は趣味でいいが、防御性能を求めてTIAN-LAOとした。
ジェネレーターはSAN-TAI、FCSはFCS-G2/P05としたが、ここは個人の趣味となる。乗る範囲で慣れたものを選ぼう。武装選定の都合からFCSのミサイルロック速度は低すぎない程度にあるとよい。
エクスパンションはパルスアーマー一択。ターミナルアーマーは5秒の食いしばりでしかないため、攻められないガチタンには不適当。逃げられて5秒後にトドメを刺されるだけだ。

武装の選定

先に書いた通り、命中率の高い or リターンの大きい武器が望ましい。
v1.04.1環境では威力衝撃に優れ、近接信管により命中率が高いバズーカが適している。
タンク脚部の特性により構えを無視できる点も大きい。
※前後してしまうが、バズーカありきでタンクを選定した面もある。
よって、両手にバズーカ、MAJESTICを持つ。
肩武装に関しては、最低1門垂直プラズマミサイルVvc-70VPMか、レーザードローンVvc-700LDが必須となる。
遮蔽戦になった際、ガチタンでは一方的に削られて負けるためだ。
何かしらの遮蔽を回避してダメージを出せる武装がなければ、対戦する権利自体が与えられない。
今回は対戦マップがグリッド086であったためレーザードローンを選んだが、基本は垂直プラズマミサイルでよいだろう。
もう片側の肩武装で悩むところではあるが、方針に掲げた通り逃げる敵を諦めている。詰めてくる敵に有効な武装を積むこととした。
詰めてくる敵を想定した際、ABによる衝撃軽減でバズーカ2発を耐え、こちらがリロードで何も出来ないところに強烈な攻撃を差し込んでくるだろうことが予想できる。スライサー機体などだ。
これを凌ぐにはバズーカ2発に加えて更に重いパンチを入れる必要がある。候補としてはバズーカ、グレネード、レーザーキャノンなどだ。
今回はバズーカがそもそも2発当たっていない、1発避けられたケースを想定し、ワンチャンスをもぎ取る単純大火力のグレネードEARSHOTを選んだ。
ハンガーにバズーカDF-BA-06 XUAN-GEを積む選択もあったが、ハンガー操作は脳のリソースを消費するためワンボタンで射撃可能なグレネードがより適している。レーザーキャノンはジェネレーターとの兼ね合いで不採用とした。
※肩武器として拡散バズーカもあるが、個人的な趣味に合わないので不採用。

機体の総括

詰めてくる相手だけを考えた、引き撃ちミサイラーと軽タンクに対して何も出来ない機体が完成した。
逆に言えば、詰めてくる相手に簡単な操作でダメージを稼ぎ出せる機体が完成した。
必要な操作は地走して遮蔽に入る、バズーカを交互に撃つ、近付かれたらグレネードを撃つ。暇ができたらドローンを飛ばす。
これだけだ。
成果は第3回東方不杯(30/32人大会、トーナメント制)での2勝。
2戦とも、実力で言えば明らかに格上相手に対して相性じゃんけんでもぎ取ることができた。
https://tonamel.com/competition/0mlu3 ←東さん、ヒロボイさん主催ありがとうございます
参加大会のマップがグリッド086だったことから、ミサイラーがいないと予想し、適切に切り捨てをした結果だ。


今回作成した機体「ear tyotto」EARSHOTを積んだことがわかりやすい名前だ


QBリロードは諦めている。脅威の2.42秒

最後に

練習時間がほぼ取れなくても大会には出られる上、予想と対策によって格上から勝ちをもぎ取れるのがAC6。
大会に興味がある人は出てみてはいかがだろうか。

履歴
2023/11/12 初版
2023/11/12 TAの時間10秒って書いてた……5秒です……
2023/11/12 筆者のパイロット性能が気になるという意見を頂いたので前書きを追加

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