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「喪失」の美学・1

私もついにboothなるものを始めてしまった。
いやまあ、ついにも何もないし、しまった、とかいうものでもないのだけれども。

一応、TRPG関係の作品を置くショップを作りたい、という思いはずっとあって、具体的な準備も去年末から始めていた。
ただ、やってみないと分からない事は沢山ある。
ショップの開設準備も正にそうだった。

商品管理っていっても、ファイル作り終わったらほぼ終わりでしょ?
タイトル書いてー、価格設定してー、ファイルをぺい、っとすれば終わり!
くらいに思っていた。
甘かった。
めちゃくちゃその狭間の作業があった。
昨年中にちゃんと公開できるかなあ、とぼんやり考えていた結果、昨年中に全く終わる気配が見えず、結局年明けになだれ込んでの公開となった。

そして、本題。
ショップに作品を上げていて、改めて思った事がある。

私、何かを喪うのが好きなんだな。

なんというか、どの作品も、作中のキャラクターが「開始時点よりも良い状態で終わりを迎えない」のである。
作品によって、喪失が何を表すのかは色々ある。
精神状態であったり、身体機能であったり、生き方そのものであったり。

自分で「海の底をたゆたうようなずず黒さ」と表現しているこれらは、さてどこから来たのだろう?

……というのを、明日考えてみよう。


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