逃げられない場所からの避難場所としてそこは存在していたのだ。音楽や映画の話等して時には雑誌の付録を貰ったり(今はこんな事はないだろうが)旅行のお土産話をしたり。お給料を貰うと色々出来るんだなと幼い私は感心した。あれから数十年多くの方は退職なさったろう。だが頂いた灯りは生きている。