物憂くて姫路のAさんのご命日が過ぎてしまっていた。故障多き生活で夜唸っても翌朝はそのまま技師の仕事に出たという。スポーツは何でもしていたし優しかった。逝去B嬢はしみじみと語った。「Aさんには別の人生があった筈なのに」紅茶もケーキが手付かずのままのBの一言をしみじみと思す。

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