最愛の息子に残す、私の人生の物語〜第一章“月光“①

誰かから生まれ、誰しも親がおり、例えどんな家庭環境でも、どんな境遇でも親と子は永遠の繋がりがある。
多くの人は一度は思った事もあるだろう。自分の親の生い立ちを知り、自分とはどういう存在なのか。自分の“今“、あるいは“自分“はどのようにして形成されているのか。自身のDNAとは何なのか。自分は親にとってどういう存在なのか。自分のルーツとは何なのか。それを知るには、自分の親を知る事にあり、自分の親とはどういう人なのか。

これは私の息子に向けた私自身の物語である。

いつか私の息子も“父親“の事を知りたくなる時が来る。まだ8歳の息子は、いつ“お父さんはどういう人だったのだろう?“と思うのか。一緒に暮らす事ができない分、私に直接聞くことも出来ないだろう。最愛の息子。私には息子が生き甲斐だ。息子が生まれ、会えなくなろうとも、息子のことだけを考え生きてきた。浮いた話も何もない。仕事と家の往復と息子のことばかり考える。決して平坦な人生ではなかった。
息子が私を知りたい時、この記事が役立つことを願う。真道、しんちゃん、お父さんは生涯、しんちゃんを愛している。もうすぐつつじが咲く季節。つつじが咲く頃、しんちゃんは生まれた。快晴の青空、気温も気候も素晴らしい日だった。つつじが花咲く頃、しんちゃんは生まれた。
{続く}

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