はじめに:DeFiの簡単解説
2020年中旬からブームに伴って、DeFi爆発の年となります。しかし最近生まれた真新しいコンセプトではありません。最初の試みは2017年に誕生したDEX取引所となります。そして、2019年に注目を集め始め、2020年夏に入り想像だにできない盛り上がりを見せています。今週からDeFiにまつわる物語を話し合いましょう。
まず概念から説明すると、DeFiは英語のDecentralized Financeの頭文字を取った略称です。分散化金融という意味合いです。明確な定義はまだありませんが、①金融ファクター;②デジタル資産(トークン)ベース;③秘密キーは所有者しか知らないという肝心な要素が含まれます。その3つの条件を満たさないと、本当のDeFiとは言えません。
具体的に言うと、DeFiはブロックチェーン技術を利用した金融ソフトウェアのようなものです。ソフトウェア領域における様々なAPIが存在しています。それぞれのAPIを一つのプラットフォームに接続することで全体の効用を最大化できます。実際にDeFiの応用例といえば、分散型取引所、ステーブルコイン、借り入れと担保、資産運用、金融デリバティブ、決済、先物、クロスチェン決済、オラクル等が挙げられます。それ以外に、宝くじ、オークション、予測などの新興応用もあります。
次回はDeFiの分類から代表的なプロジェクトをご紹介します。お楽しみに。
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