便意を我慢できたら宇宙最強!? クソ真面目転生者の肛門活躍記 ~世界は今、少年の可愛いお尻に託された~ 2~3
2. 神殺し
「ふぅ……、危なかった……」
森の中ですっかり中身を出したベンは、恍惚の表情を浮かべながら、青空をゆったりと横切る雲を眺めていた。
「あぁ、生き返る……」
チチチチと小鳥たちがさえずる声を聞きながら、ベンは天国に上ったような気分で目を閉じる。もうあの腹を刺す暴力は去ったのだ。
勝利……。そう、あの悪魔的な便意に打ち勝ち、肛門を死守したのだ。若干漏れてしまったが実質勝利と言っていいだろう。
グッとこぶしを握り、ガッツポーズをしながらベンは自らの