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ダンジョン踏破し魔王を目指せ!:デビラビローグ

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 軽率に死んで生き返る主人公はかわいいって決まってるんだよね。

※この記事は上記のゲーム紹介文・感想文コンテスト(テーマ:デビラビローグ)のために執筆されたものになります。
 いつも通り雰囲気で攻略しつつ自分の嗜好に従って書いていますのでご了承ください。

デビラビローグ:とは

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 デビラビローグとは簡単に言えば「デッキ構築型ローグライクRPG」らしい。ざっくりいうと、

1.あらかじめ用意されたデッキとともにダンジョンに入り
2.ランダム構成のダンジョンを攻略しながら
3.デッキを自分好みに作り替えていき
4.ダンジョンをクリアする
5.ダンジョンをクリアすると上がったレベルや作ったデッキは消える

 たぶんこういう感じだと思われる。そうだよ執筆者もよくわからないまま雰囲気でやってるよ。雰囲気で自分に合うか合わないかを考えるのだ!

 有名どころだと「Slay the Spire」がこの系統のゲームの火付け役だろうか。筆者はフォロワーゲームである「Over Dungeon」で、このジャンルに初めて触れた。

 さて、上記の作品とデビラビローグの違いはパーティの存在である。

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 デビラビローグの戦闘では、基本的に先頭のキャラが攻撃を受け最後列のキャラがHPを回復していくようになっている。

 毎ターン3つ配られるマナを1つ消費して隊列を動かしてダメージを分散しつつ、適度に回復していく。この部分はどこか「モールモースの騎兵隊」や「ヴィーナス&ブレイブス」をほうふつとさせる。(そこしかシステムは似ていないので筆者の記憶がチョロいだけ)

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 そうやってうまいこと立ち回り勝利していく関係上、戦闘の難易度は比較的難しい方だと思われる。

 敵の次の行動の予兆は確認できるが、できたとしても持っている手札によっては太刀打ちできずに終わる可能性もある。

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 こういった運要素がどうしても絡んでしまうのもまた、このジャンルの作品の魅力でもあり、厄介なところだろう。

あらすじ

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 物語の舞台は魔族が住む魔界。現魔王の息子であるセイルが、魔王選定戦に挑むためにラビリンスに訪れるところから始まる。

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 ヴァンパイアの青年であるセイル。幼少の出来事により体が弱く、穏やかな性格。割とよく死んで人魂になる。

 選定戦に乗り気ではないまま最初のダンジョンを攻略したのち、人形系の魔族であるエリゴールと出会うセイル。

 その時に起きた出来事により、魔王選定戦に本格的に参戦することになってしまい――という流れ。

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 ひょんなことからセイルを手を組むことになる、美しい人形のエリゴール。高飛車な性格で、うじうじしがちなセイルを引きずり回し、魔王選定戦へ挑んでいく。

 ストーリー内ではセイルやエリゴールのほかに、セイルの執事的存在であるアモンや、エリゴールと同じくセイルと手を組むことになったウルフのナーベルスなどが登場する。

 キャラクターのどの子が好きだというのは記事の最後で語るとして。

 どのキャラクターもキャラが立っており、会話のやりとりが見ていて楽しい。
 特に、魔王選定戦に乗り気ではないセイルを叱咤し、引きずり回すエリゴールの一連の流れは、どこか昔懐かしい作品の空気を感じて筆者は好きである。

ダンジョン攻略のポイント

 さて、先にも述べた通り、筆者の感覚としてはこのゲームはそこそこ難しい。パーティ内でのダメージ管理をしっかりしつつ、油断せずに進むことが大事だ。

 個人的なポイントをいかに挙げていこうと思う。

・タイムライン、モンスターの予兆はしっかりと確認を

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 デビラビローグではどういった順番で敵味方が行動するのかを、現時点のステータスで参照して表示してくれている。
 また複数の敵と戦闘する際は、ターゲットにしている敵が次にどこで行動するかを強調表示もしてくれる。

 手札で出せる最高ダメージを確認しつつ、敵を効率よく削って行動する前に倒せると気持ちがいい。このジャンルの醍醐味だ

 また敵を倒せず行動させてしまう場合も、敵の頭上に浮かんでいる予兆アイコンを確認して対策することが大切だ。

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 予兆アイコンでは、親切にも効果範囲やダメージ数を載せてくれている。対象が動くまでに倒しきるか、HPを回復させるかを考えながら立ち回っていこう。

・チェンジの有用性をしっかりと把握しよう

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 先にも述べた通り、チェンジは隊列を時計回りに動かすだけではなく、チェンジした後に最後列になったキャラクターにHP回復効果が即座に反映されるという仕様がある。

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 1ターンの内に使えるマナは3つ。(マナを消費する手段で)攻撃しないなら最大で3回チェンジすることが可能だ。

 HP回復は2と微々たるものに感じるが、その2のHPが生死を分けることもままある。
 また前列のキャラが敵からの単体攻撃を受けるので、攻撃を受けるキャラクターを変えるという意味でも、チェンジのタイミングは大切である。

・ガチャを回すべし

 ここにきてガチャかよ!と思うかもしれないが、デビラビローグのガチャはボックスガチャと呼ばれるものである。

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 ゲーム内で入手できるコインを使ってガチャを引き、ダンジョン内で入手できるカードや秘宝を解放していくのがこのシステムだ。

 カードや秘宝の他、ステッカーと呼ばれる永続バフも取得できるので、たとえダンジョンをクリアできずともコインを集めてガチャを引いていけば自然と難易度は下がってくる。

 ダンジョンに挑み、ガチャを回してカードや秘宝を解放していくことでデッキ構築のバリエーションを増やし、同時にステッカーを入手することでじわじわとステータスや仕様を上昇させていく。

 つまるところ、ガチャの回数が正義なのだ。

 余談だが、ガチャのカードラインナップを増やしたり、バフを増やすための秘密のお部屋なるものがある。課金でも入手できる通貨はこちらで使用することになるのでお財布と相談しながら利用しよう。

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デビラビローグのちょっと見づらいところ

 さてここまでデビラビローグを楽しみながらプレイし、その旨を描いてきたつもりだが、悪い部分も多少ある。

 その筆頭が見出しの通り、視認性の悪さだ

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 例えばこちらのマップ画面、交差している部分が見えるだろう。これは上のルートからは上→真ん中のルートしかなく、真ん中のルートからは真ん中→上or真ん中or下の3ルートに分かれていることを示している。

 よくよく見ればわかるのだが、スマホアプリという仕様上画面が小さく、ぱっと見で分かりづらい

 他に分かりづらいといえば、戦闘中のターゲット表記だ

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 このようにターゲットしている敵に対しては「ターゲット」という文字が表示されるだけなので、結構見づらい。このダンジョンのような地面が白色だとなおさらである。

 また洞窟などの屋内ダンジョンだと問題ないのだが、全体的に色調が明るめなダンジョンだと、敵の状態アイコンが非常に見えづらくなるのも個人的には不便だなぁと感じる部分である。

 設定を見た限り色調補正や背景の明るさ変更機能はなさそうなので、現状では頑張って慣れていくしかないのだろう。

 とはいえ、自分が気づいたうーんと思うところはそういった視認性だけなので、全体的にはとても楽しめる仕様になっていることは確かだ。

 Slay the Spireのような作品を探している人にはぜひおすすめしたい。

余談:セイルくんかわいい

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 セイル君がかわいい。

 声を大にして言いたい。

 セイル君がかわいい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 まずヴァンパイアだからか軽率に死んで人魂になって生き返るっていう設定が不憫属性をプラスしていて気軽に死亡ギャグができるというのが大変いいと思うんですそんでもってジャポーンの文化が大好きらしくおしゃんてぃなキモノの着方してるっていうビジュアルも大変素晴らしいと思いますそんでもって個人的に一番好きなのはいや優しくて自己評価が低くてうじうじしているそんなところももちろん好きなんですが最初に登場したときに小さい角と左右で白黒に分かれているロングヘアーに暗い赤色の瞳が見えた瞬間心にドストライクが来ましたね本当にこのビジュアルがすごく好きと言いますかとても筆者のカワイイに引っかかったといいますかは~~~~~~~~~~~~~~~しゅき……。

はい

 はいじゃないが。

 デビラビローグのキャラクターはどれも属性がしっかりしていて大変よろしいのでぜひお手に取ってみてもらいたいと思います。

 推しは多い方がいいよ!

 それでは。

(記事のサムネはいろいろあって紹介しきれなかったナーベルスちゃんです。ゴメンヨ……)

ポテトサポートです、イモだけに