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NHKマイルカップ2020 その②

東京マイルで行われるG1の初戦。
この後、ビクトリアマイル、安田記念と続く。
3歳牡馬牝馬混合戦で牝馬が勝つ事もしばしば。

東京のマイルと言えば、末脚一閃。大外差し切り勝ちのイメージがとても強い。
実際、去年と一昨年はそんな感じ。
ただし去年も一昨年も、有力な逃げ馬不在で、どの馬もマークが後ろに集中していた。
今年は少し違う。人気の逃げ馬も人気薄の逃げ馬も多数出走している(有力な差し馬もいるが)恐らく騎手の意識は前に行くはず。

また今年はコロナに伴う移動制限の影響で、乗り替わり多数。ただでさえ荒れるのに、全く分からん。
こんな時こそシンプルに。

⭕️アーリントンカップやニュージーランドトロフィーがトライアルレースには当たるが、それらの勝ち馬はほとんどNHKマイルでは大敗している。コース形状が全く違うのでトライアルとは名ばかり、同じなのは距離だけ。
右回りと左回りも全く違う、直線距離も、坂道も全く違うので、そんなトライアルで強烈に勝った馬が人気するようであれば、逆に怖い。(ルフトシュトローム、タイセイビジョン)かと言ってトライアルで大敗した馬が来るかと言ったら、それは単純に能力不足。
0.5秒差以内の惜敗程度なら今回逆転は充分有り得る。

①マイルの持ちタイム
②輸送経験(関西馬のみ)
③東京実績
④1800m以上重賞実績
⑤父ディープ系、ダイワメジャー、クロフネ
⑥15頭以上多頭数経験
⑦前走④角④番手以内
⑧初騎乗かそれ以外か(外人騎手以外)

その①の記事で各馬経験値分析済み。

ウィングレイテスト 1点
ギルテッドミラー -2点
サクセッション 3点
サトノインプレッサ -2点
シャインガーネット 2点
シャチ -4点
ストーンリッジ -6点
ソウルトレイン -6点
タイセイビジョン 2点
ニシノストーム -7点
ハーモニーマゼラン 4点
プリンスリターン 0点
ボンオムトゥック -5点
メイショウチタン -8点
ラインベック -3点
ラウダシオン 2点
ルフトシュトローム 1点
レシステンシア 3点

とこんな感じに。買いたかった馬がことごとくマイナスポイントに。

自分が勝手につけたディーポイントはさておき、まずは4強と言われる人気馬をチェック。

★レシステンシア 牝3 
ディーポイント3点
父ダイワメジャー
ルメール騎手

マイル持ちタイム全馬トップの1:32,7。
これを冬の阪神競馬場で叩き出している。
恐らく1番人気に推されるこの馬だが
良い所、悪い所が多数有り。

まずは良い所
①父ダイワメジャー
②叩き③戦目
③マイル以下成績3.1.1.0
④斤量差

ダイワメジャー産駒は叩き良化型で比較的早熟馬が多く、かつマイルに強い。
過去10年で3頭勝馬を輩出している。(アドマイヤマーズ、メジャーエンブレム、カレンブラックヒル)
恐らくこの馬も例に漏れず今が最盛期。
普通なら実績、能力共に最上位。

次に悪い所

①初輸送
②初騎乗
③前走の疲れ

最終追い切り後馬体重500kg。輸送による体重減りを見越しての太め仕上げ。栗東から阪神に輸送するだけでエグいくらい体重が減る馬。東京までとなると果たしてどうか?
恐らく前走からの疲れも残っており、馬体回復を重視し、あまり強くは追えていないはず。桜花賞後も脚をどこかでぶつけたとのコメントもでており、短期放牧に出されている。中3週でどこまで回復しているか。

トータルでプラスマイナスしてもやっぱりプラスの方が大きい。
内枠に入ったら黙って強めに買おう。

★サトノインプレッサ 牡3
ディーポイント-2点
父ディープインパクト

人気馬ながらディーポイントはマイナス評価。マイナスと言うより、未経験が多いので分からない。
現在無敗、重賞1勝。
全て接戦を物にしての勝利で、馬場状態も
重、重、稍重ととんでもない雨男っぷりを発揮している。恐らく今回も雨。
ディープ産駒で恐らく良馬場の方が走ると見られているが、それもわからない。
現状ではハイペースを経験しておらず、多頭数で揉まれる競馬も初めて。
分からない馬は軸には出来ない。

★タイセイビジョン 牡3 
ディーポイント2点
石橋騎手

マイル持ちタイム1:34,3(朝日杯)
レシステンシアとは同時期、同コースで走って0.6秒差。

前走アーリントンカップをプラス10kgながらイン突き差し切り。
問題のトライアル勝ち馬。
恐らく早い流れで上がりの脚も必要になる今回、どうでしょう。
血統的には1400mまでの馬だと思うのですが、前走そう言って勝ってしまったのでどうしましょ。
追い込み馬に乗った石橋騎手は恐ろしいが、前走も切ったし、ここも切りたい所。

★ルフトシュトローム 牡3
ディーポイント1点
D.レーン騎手

もう1頭の無敗馬。
ニュージーランドトロフィーをあっさり勝ってここに。
これまで3戦3人の騎手で戦って、見事勝利を収めている所を見ると、普通に強い上に賢い馬なのかと。
しかも今回はD.レーン。
黙って買おう。

4強と言われても、上位4頭で決まるはずないので、どちらにしても2頭は切りたいと思います。
もう単純に不安要素や分からない馬を切ると、サトノインプレッサとタイセイビジョンは切りと言う事になりました。

本当にこれでイイのだろうか?
イヤこれでイイ。

穴馬候補

★ハーモニーマゼラン 牡3
ディーポイント4点
父ダイワメジャー

映えあるディーポイント1位の馬。
ダイワメジャー産駒という事くらいしか推せる点がない。
ルフトシュトローム、サクセッション、ラウダシオンには既に負けた事があり、微妙。
自分のペースで先行出来ればだが、それも同型上位馬の存在で厳しい。ディーポイントを証明して欲しい(笑)

★ボンオムトゥック 牝3
ディーポイント-5点
田中騎手
父クロフネ

クロフネ産駒で、ある程度先行出来て、粘れるタイプ。
前走は出遅れて後ろからになったが、スタート五分なら。
同じクロフネ産駒のアエロリット姉さんの前例もあるし、何気に母父ダイワメジャーなのも少し面白い。

★サクセッション 牡3
ディーポイント3点
父キングカメハメハ
横山典弘騎手

横山典弘騎手のNHKマイルの成績、驚愕の
3.5.2.9 連対率42%
オソロシヤ。
乗り替わりで初騎乗につき、ディーポイントをマイナス1してるが、むしろプラスかも(笑)
知らんかった(笑)
前走の三浦皇成よりは仕掛けを待てる騎手。

となると影のディーポイントナンバーワンはこの馬。
東京マイルは紛れにくいが故に、馬の力の差と騎手の力の差が大きく出る。

父キングカメハメハは言わずと知れたNHKマイルの覇者。
母父のディクタットは海外馬ながら、東京マイルの2000年安田記念に遠征、サクッと2着に好走した実績を持つ。
父キングカメハメハは母父の才能を強く出す事で有名。(亀谷さん)
これはまさかの軸候補。
期待マックス。

★ラインベック 牡3
ディーポイント-3ポイント
津村騎手

マイル試して、ダメなら長距離路線でどうでしょう?
調教でもマジメに走らず、レースでも遊んでいる感じ。追っても伸びていない所を見ると距離短縮はマイナスのような気が。
東京にコース替わりして、血が騒いでくれればイイのだが。
いずれG1勝つ馬だと思ってるのですが、ここではないか。
でも今回も懲りずに買う。

◎サクセッション
○レシステンシア
▲ルフトシュトローム
△ハーモニーマゼラン
△ボンオムトゥック
△ソウルトレイン
△ウィングレイテスト
△プリンスリターン
※ラインベック
※ギルテッドミラー

そうだ
恐れないで
これで行こう。

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