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好きなキャンプギア

この記事はキャンプ Advent Calendar 2021の8日目の記事です.

もともとキャンプは好きで大学の頃から年に一度か二度くらいのペースで定期的には行っていました.ただ最初は趣味と呼べるレベルでもなく,たまにやるアクティビティの一つでしかありませんでした.自分のギア (道具) を買うこともなく,コテージに泊まったり,レンタル用品をメインで行っていました.

本格的にギアを買い始めたのは今から3-4年前です.どっかのタイミングでよし買うぞ! と発起して,ゼロから自分のギアのみで宿泊できるレベルまで一気に揃えました.それ以降どんどんハマっていき今では月に1-2回はキャンプに行くようになり完全に趣味になりました.ソロでも行くしファミリー (妻と犬) でもグループでも行きます.定期的にキャンプに行かないと仕事の質にも影響するくらいです.

キャンプに行くこと自体はもちろん好きですが,良いギアを探して買い,それを使うことも自分の中では大きな楽しさのひとつになっています.キャンプ業界には大手のメーカーだけではなく,ガレージブランドと呼ばれる小規模ながらオリジナリティあふれるかっこいいギアを作っているメーカーがたくさんあり,それらを発掘するのもとても楽しいです.

この記事ではこれまで買ってきたギアの中でもお気に入りのギア達を紹介したいと思います.特におすすめとかではないです.ただ好きなやつです! 

テント

テントはソロ用とファミリー用の両方を持っています.

ファミリー用のテントで一番最初に買ったのはNordiskのReisa 6です.Reisaはいわゆるトンネル型のテントです.内部はとても広く,付属する2つのインナーテントを組み合わせることでいろんな使い方ができます.例えば,両方とも使えば6人が余裕で寝れるし,片方だけ使えば寝室とリビングスペースを作れるし,両方使わなければタープの代わりとしても使えます.設営もめちゃくちゃ簡単でペグ4本あれば自立します.

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Reisaを買ったのは,過去にレンタルでいろいろテントを使った経験から,とにかく広いテントがほしいと思ったのが一番の理由です.自分は身長が185cmと平均より高いので,そんな自分でも中で立てて快適に過ごせるテントを探しました.また寝室とリビングスペースを一つで補えるのも最初始めるときに楽なので決める要因になりました (最初の頃はタープ別途立ててリビングスペースつくるのダルいなって思っていたけど今ではそうでもないかな).

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ただReisaにはスカートがついてないという欠点があります.なので冬に使うのが厳しいです.これは分かった上で買っていて,買ってすぐはまあ冬は行かないよねと思っていたのが誤りでした.冬行くのがが一番いいよ!

それもあって次に買ったのがZANEARTSのZEKU-mです.ZEKUはワンポール型のテントです.ただのワンポールではなくて,エクステンションフレームによって空間を広くするという工夫が加えられたテントです.実際普通のワンポールと比べてもかなり広さがあります.

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ZEKUにしたのもReisaと理由は同じでとにかく広いテントがほしかったというのが大きな理由です.あとは今回は冬に使うことも考えて,グランドスタイルがやりたかったので,そのやりやすさ (付属のリビングシートがかなり考えられていて良い) も決めの点になっています.

設営がレイサや他のワンポールと比べるとエクステンションフレームの設定とかが若干めんどいという欠点はありますが現状はとても満足! 

ソロ用のテントとしてはLocus GearのKhafra HBを使っています.Khafra HBはZEKUと同じワンポール型のテントです.ソロで行くときは基本的には外で焚き火しながら酔っ払ってるだけで,特にリビング性能は重視していません.下で書くようにギアのUL化 (ウルトラライト化 = 軽量化) の流れもあり軽量さ,コンパクトさ,設営の容易さを重視しました.

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Khafra HBはそれらをすべて満たしつつ,厳しい山岳環境での利用も想定されいて耐候性などもかなり考慮され強度も抜群です.重さはシェルターとインナーで1kgちょいで,設営もめちゃくちゃ楽でペグを4本売ってメインのポールを立てるだけで15分くらいでできます.そして自分はとにかくその張り姿の美しさに惚れました.一番好きなギアはKhafra HBかも.

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これを買ってから登山キャンプにも興味を持ち始めていて来年あたりに挑戦したいなあと思っています.

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焚き火台

キャンプに何をしに行ってるかというと焚き火をしに行っています.それもあって一番最初に買ったギアは焚き火台です.実は焚き火台だけはレンタル時代に既に買っていた.

一番最初に買ったのはSnowpeakの焚き火台です.これはSnowpeakのギアの中でもロングセラーの一つと言われてる商品だと思います.シンプルな構造だけどごっつい薪とかもどんどんぶっ込める,あとは将来的にグリルセットとかテーブルとかSnowpeak製品で焚き火周りを拡張していきたいと思いながら買いました.

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結局,拡張の構想は実現していません.重すぎる.最初は頑張って毎度持っていったけどだんだん持っていくのが億劫になってしまいました.ギアを買い始めてすぐは運搬のコストを度外視して,過度な快適さを求めたり,無骨なギアへの憧れからごっついギアを買ってしまっていました... 今はとにかくキャンプの行きやすさを上げるために搬入搬出といった運搬や現地でのセットアップのコストをいかに低くするかを考えていて,各種ギアもどんどんUL化していっています.

この流れもあり次に買ったのはPicogrill 398です.これはA4サイズに折り畳みできる軽量焚火台です.専用袋込みで450gなのでSnowpeakの焚き火台と比べても圧倒的に軽いです.それでも組み立ては容易で,大きな薪も乗せることができて強度もしっかりしています.

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4人以上のグループで行くときはたまにSnowpeakの焚き火台を持っていきますが,ソロやファミリーで行くときはもうPicogrillしか使ってないです.

ちなみに焚き火周りのギアもたくさん買っていてごっついものを買ってしまっていたんですが,それも最近は軽量化していて,最近買って良かったのは,BelmontのUL hibasamiです.大きな薪も余裕で持てるしPicogrillの専用袋に入れておけます.

調理器具

キャンプにおける料理は焚き火と同じくらい重要なメインイベントであり,その道具もいろいろ買ってきました.

まず気に入ってるのはTurkのフライパンです.これは鉄フライパンです.一つの鉄塊から鍛造によって作られおり取っ手のつなぎ目がなく,手入れ次第で半永久的に使えます.外で焚き火を使ってステーキ肉を食べたいと思い買いました.見た目もめちゃかっこいい.

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まあこれも重いので料理によって持っていくか否かを決めています.最近はi-WANOのホットサンドメーカーで料理するのが気に入っていて,これは分離型でフライパンとしても使えるので,ソロのときはこちらを持っていくほうが多いです.

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あと最近はTrangia製品がお気に入りです.メスティンストームクッカーを使っています.まずメスティンは探せばいろんなレシピが出てきて面白い.

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ストームクッカーは鍋としてもフライパンとしても使えるし,とてもコンパクトにスタックできるので重宝しています.デフォルトだとアルコールバーナーですが,自分は火力調整がしたいのでガス化して使っています.

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食器で気に入ってるのはVIVAHDEの山のうつわです.木なので断熱性があり冬の鍋料理など熱い料理であっても持って食べることができる一方で,木のうつわの難点の重さやスタッキングのしにくさといった問題を解決しています.あととても美しい.


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あとスタンレーのスキットルもお気に入り.スキットルは昔から謎の憧れがあったんですがなんなんでしょう.ウィスキーを入れるべきですが,レモンサワーの素を入れています.飲みすぎないので良い.

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ストーブ

冬キャンに行くためにストーブは必須です.薪ストーブに憧れはあるけどやはり設営と撤収がコストが高そうで,自分は結局石油ストーブにしました.使ってるのはフジカハイペットです.未だに電話注文のみというなかなか昔ながらのメーカーです.他のストーブと比べてそこまでサイズも大きくないため持ち運びもそこまでしんどくなく,それでも十分暖かくなるので気に入っています.

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Sanzoku mountain

ここからはいくつか好きなガレージブランドをいくつか.

まず自分がガレージブランドを知るきっかけになったSanzoku moutainです.サイトを見てもらうと分かると思いますが鉄系を中心にとにかく無骨でごっついギアをたくさん扱ってるブランドです.

自分が気に入って使ってるのはderutasshockです.derutasは大きさの異なる三角形の天板と高さの異なる鉄脚を組み合わせて使う焚き火のサイドテーブルです.熱い鍋やフライパンを置くこともできるし,焚き火台の上においてBBQグリルとして使うこともできます.

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shockはランタンポールです.普通のランタポールとは違った斬新なデザインをしています.めちゃかっこいい.

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初期にごっついギアをたくさん買ったのは間違いなくこのブランドの影響です.

38explore

次に好きなガレージブランドは38exploreです.他のブランドにはない多彩なギミックを仕込んだアイディア商品を作っているブランドです.

メインで使っているのはA38grateというウッドテーブルとロストルとケースが組み合わされた多機能テーブルです.ロストルとウッドテーブルを使い分けたり,ズラシして両方同時に使ったり,脚の組み合わせによって高さを変えたり,一つで用途によっていろんな形に変形できます.

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他にもASINOPLATEを使うとカメラの三脚にテーブルを取り付けることができたり(カメラの三脚に取り付ける系は他にもあるけど面白いですね.写真撮る人は必ず持っていくので),38GT310を使うとSOTOのST310をインストールすることができます

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これだけいろいろできるのにものすごく軽くコンパクトになるので基本的には必ず持って行きそのときの気分ややりたいことに応じて変形させて使っています.

あと38exploreをきっかけに知ったのはキャンパーの中には古くから定番で使われてきたギアがあり,かつそれらを拡張する系のギアもたくさんあることです.

例えば,自分が持っているのだとGoal ZeroのUSBのLEDミニランタンが有名です.今は価格が高騰してしまっていますが,安価でありながらコンパクトでとても明るいので古くから使われてきた商品です.このライトにはたくさんの拡張ギアがあります.自分が使ってるのだと38exploreからはZEROPOD38というランタンスタンド,@ayan00nの走行性のある虫の飛来を防止するアンバーグローブ,INAVANCEが作っている三脚の取り付けを可能にするZERO CAPといったものがあります.

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他にもSnowpeakのシェルコンは自分も気に入って使ってるコンテナですが,それにも専用の脚だったりの拡張ギアが売っています.自分はその中でもTheArth_sixのパレ男というシェルコンのフタかつテーブルとして機能する天板を気に入って使っています(これも三脚につけるようにできる).

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このように定番ギアとその拡張という方向もあり面白さが止まりません.

番外編: パックラフト

運搬の効率を上げたり,設営に慣れたりすると,キャンプ場に行ってからの時間が増えます.そうなってきたときに何かしらのアクティビティをしたいなあと思うようになりました.

いろいろ見てパックラフトに行き着きました.パックラフトはパックできるラフト,ゴムボートです.空気を入れて膨らませるので,使用しないときは折りたたんでパッキングできます.そのため収納も持ち運びも容易です.ガチのひと達は山の上まで持っていって川を下って街まで降りてくるということもしてたりします.

自分はそこまではしてなくて湖畔のキャンプ場に泊まって遊んでいます.使ってるのは元気商會という会社が作っているGRIFFON RAFT ストレウスです.アルパカラフトのような定番のものではないですが十分なクオリティだと思います.

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これまで四尾連湖や西湖に行きましたが,朝方の誰もいない中で湖の中心で浮かんでるとめちゃくちゃ心が洗われます.

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これもカジュアルユーザとして始めましたがいろいろ見てるとキャンプ泊をしつつ川下りをしてるひととかもいて,そのうちそういうのもチャレンジしたいなあとなっています.一緒にやりましょう!

最後に

とりとめもなく自分の好きなキャンプギアについて書いてみました.キャンパーはキャンプにいってもギアの話をするくらいギアが好きな種族なので書こうと思えば無限に書けてしまうと思います.

無骨系からUL系に移行していったように今後もいろんな趣向に移っていくのだろうとも思います.めちゃ楽しかったのでまた機会があれば書きたいです.

明日の担当は黄色さんです.

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