2021年に買ってよかったモノ

LDKWARE / やわらか湯たんぽ

クロッツという企業が生産している「やわらか湯たんぽ」を、ほぼ日が運営するアパレルブランドLDKWAREが別注した商品。元のデザインがかなり強めの色なので、部屋に馴染むこのデザインは助かる。ウェットスーツに用いられるクロロプレンゴムに、ナイロンジャージ素材を貼った素材で作られている(らしい)。カバーなしでお湯を注げば即使える手軽さと柔らかい感触に、今までの湯たんぽとの歴然たる差を感じる。湯を注ぐための漏斗も付属しており、これも抜群に使いやすい。

ネピア / おしりセレブ

私はゆとり世代なので、ウォシュレットがついていないトイレに遭遇すると絶叫してしまう。これまでせっせと積み上げてきた自信を喪失し、大学を留年する夢を見た日の朝みたいな気分になってしまう。そんな私を救い続けたアイテムが「おしりセレブ」だ。そのままトイレに流せるウェットティッシュが60枚入っている。それだけの商品。60回分の「ありがとう」をネピアに。余談だが、松本人志はウォシュレットのついていないトイレに入ってしまった時は、わざわざ洗面台までトイレットペーパーを濡らしに行くらしい。行儀は悪いが、気持ちは分かる。

パイロット / フリクションポイントノック04

消せるボールペンなるものが発売されてすぐに飛びつき、「なんか書きづらいし、インク薄くてテンション上がらねぇ」と思って以来の再購入。シナジーチップとやらを搭載し、滑らかな書き味を実現している(らしい)。実際に、フリクション黎明期に感じていた「文具としてのテンションの上がらなさ」は克服されている。本の余白に色々書き込むときにかなり便利。欲を言えばこのまま企業努力を進めていただき、0.3あたりの細さがリリースされると最高。

Mujilabo / 撥水ポケッタブルサコッシュ

mujilaboから出たデカめのサコッシュ。ipadと文庫本・単行本の類が複数冊入るサコッシュって意外とないので、結果的に登板回数がめちゃくちゃ増えている。デカい割には薄くて、取り回しがかなり楽。ありがたい。撥水とあるが、あんまり雨に降られる機会がなかったので、その辺の性能は未知。

Mujilabo / 燃えにくい前掛けにもなるエプロン

「燃えにくく、前掛けにもなるエプロン」が日本語の使い方として正しい気がするが、そんなことはどうでも良くなるくらいデザイン面も機能面も優れたエプロン。生地の厚さ、光沢が良い。余計な要素が一切ない。首から掛けるだけなので装着もかなり楽。アウトドアシーンでの使用を視野に入れたエプロンというのは珍しい。

レイメイ藤井 / ヘンケルスハサミ

レイメイ藤井とドイツのツヴィリングJ.A.ヘンケルスが提携を結び販売している製品。一見すると奇抜にも見える特徴的なデザインと、ストレスのない使い心地が両立したハサミにようやく出会えた。文房具は使いやすくて見た目が気に入ればなんでもいい。サイズによるが800円くらいから買えるのも嬉しい。

ミドリ / MD万年筆

「MDペーパープロダクト」を手がけるミドリから販売された万年筆。MDペーパーの書き心地が好きで、毎年手帳はここのを使っている。この万年筆も、MDペーパーで書くことを想定した商品となっている。クリーム色のボディにステンレスのキャップ、見た目がまず良い。ペン先は内側に歪曲しており、ペンをどの角度で入れても安定してインクが出る構造になっている。「書く」って楽しいよね。

柳宗理カトラリー / グレープフルーツスプーン

グレープフルーツ用のスプーンとしては一番完成度が高い。ギザギザ部分が命を刈り取る形をしているものが多いグレープフルーツスプーン界では、かなり優しい見た目をしているが、しっかり果肉を掬える。必要十分な仕事をしてくれる。

UNI / USB Type CとHDMIの変換ケーブル

音楽ライブやお笑い配信の映像を、iPadとテレビ画面でシームレスに行き来させるために購入。テレビで見るの疲れたらケーブル引っこ抜いてiPad持って布団に行く、みたいな動きがすぐに取れるので、結果としてだいぶ楽になった。

Panasonic / タンブラーミキサー

よつばとの最新刊を読んで、やんだの作り方でバナナミルクを飲んでみたくなったので購入。土井善晴の「味噌汁は適当でいいのです」みたいな言葉に勇気をもらい、「じゃあスムージーも適当でいいか」などと思い、痛みそうになった野菜や果物を次々と粉砕し適当なスムージーを作り上げている。ドラクエ8の錬金術みたい。不味いものが出来てもギリギリ成立している感じが楽しい。

Akunsz / リーディングトラッカー

分厚い本に栞がわりに挟んでおくと安心。本を読んでいる時の集中力の低下に効く。目線が文章だけを上滑りして、読書がいつの間にかページを手繰る作業になっていた、みたいな事態を防げる。黄色の読書ガイドは集中力アップ、オレンジと青の読書ストリップは疲れ目の軽減機能、など様々な効果を謳っているが、その辺はいまいち実感できない。

comoli / ウールギャバセットアップ

comoliの2018年AWで出たセットアップ。たまに意味わかんないくらいの値段で売買されている。メルカリで定価以下で購入できた。なんという僥倖…。仕事の締切のタイミングが重なると、1週間くらい何も考えたくねぇぜ!みたいな時期がどうしても出てきてしまう。朝にどの服を着るか考えることすら結構ダルい、みたいな瞬間に「これ着ておけば、とりあえずイケてる気分にはなれる」みたいに思える服があるのは精神衛生上かなり良い。ジャケットの下は基本的に何着てもそれなりになる。今クローゼットにある服の中で、最も好きな一着。

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