上田お散歩
つい1週間ほどまえ。
上田でライヴのときに、街をふらついていた。
結構時間があったので、色々と歩き回れた。
上田の駅からそう遠くない、商店街のエリアには、色々とお店があるのだけど、中でもひときわ存在感のあるお店がある。
その名も上デパ。上田デパート、の略なのだけど、デパートという言葉の概念が覆るような、そんな場所だ。
上デパが正しい名称なのか、それとも入り口にあるメロディーグリーンという名前が正しいのか、どっちでもいいのか、まだわたしはよくわからない。
商店街の雰囲気は良くて、アーケードもあるから、雨や日差しも避けてくれる。
街はレトロな雰囲気を持っていて、
歩くだけで面白い。
いい古本屋があるよと教えてもらって、古本屋NABOへ。たしかデンマーク語で隣人という意味だったかな。
いい名前だなと思った。
ホームページを見たら、まさかのバリューブックスが運営会社。
たぶん、本好きなら知っている人が多いであろう、あの、バリューブックスです。Amazonなどでも本当になんでも出品している古本屋。何度お世話になったことか。その本社が上田にあるらしく、唯一の実店舗なんだとか。なんだか嬉しかったな〜。やっと実体に会えた感じ。
お店は最高で、二つに分かれていて、ひとつは無人営業で安価なものばかり。でもいい本が多かった。わたしは4冊ほどそこで買い250円。
そして、もう一つの古い紙屋さんの建物をリノベーションしている本屋さんの方は、二階建てで本がずらりと新刊まで並んでいる。そのチョイスも並べ方も、素晴らしく、この本の横にこれがあったら手にとっちゃうなぁという、そんなワクワクするお店だった。しかもコーヒーやおやつもいただけるカフェにもなっていて。
こんな場所が、生活圏にあったら足繁く通うだろうなと思う本屋さん。まさに隣人であって欲しいと思わせる場所だった。
外観が堪らない。
びっしり本はあるけれど、圧迫感はない。いつまでも居られそうだ。
買った本は、
まだ読んだことなかった『ブコウスキーのありきたりの狂気の物語』スウィフトの『ガリヴァ旅行記』、ジャン・コクトーの『阿片』、魯山人の『魯山人味道』。
メガネ屋のミヤオ、みゃお、とかけて猫の看板なことに気づく。
夜はここでライヴをして。
夜中はみんなでラーメンを食べた。
上田映画劇場は現役で、
この外観ながら、今ももちろん映画が観れる。
お散歩でした。
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