ランニング マン
「バトルランナー」(1987)
2017年、世界経済が崩壊、食料・資源は底をつき、警察権力が独裁政権を持つ世界。マスコミや芸術に厳しい規制が敷かれる中で、テレビだけが民衆に与えられた娯楽であった。特に、人気司会者デーモン・キリアンがプロデュースするバラエティ番組「ランニング・マン」が連日放送されるなど熱狂的な人気を獲得、歴史的な視聴率を記録していた ( 映画「バトルランナー」のあらすじ)。
なんと、エドガー・ライト監督で、シュワルツェネッガー主演のヒット作「バトルランナー」がリメイクとの一報が。近未来を舞台としたTVのデスゲーム・ショウを監督がどう料理するのか...。
と言っても、厳密にはシュワ版「バトルランナー」のリメイクではなく、その原作小説「The Running Man」の映画化のようで。けれど、もし本当に小説寄りの映画化であるなら......
まじヤバい。
なぜなら、映画と小説では全然違う、別物。簡単にいうと映画は小説の後半100ページ分が全く描かれていないのです!
さらに映画ではシュワのマッチョキャラに合わせた設定変更が施されており、最後のクライマックスに至っては、いわゆるハリウッドエンディングに大きく改編されているのです。まぁ、良い意味で映画「バトルランナー」 はザ・80年代!エンタメ度数の高い出来になっておるのです。こういった変更は同じくシュワの「トータルリコール」でも行われていますね。
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映画「バトルランナー」を気に入って小説をめば、どよ~んとなる事 間違いなし。逆に小説ファンが映画「バトルランナー」を観ると、認められない、認めるわけにはいかない「こんなのランニングマン(バトルランナー)じゃない!」と絶叫する事でしょう。
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エドガー・ライトが撮るかもしれない『バトルランナー』再映画化。映画(原作に忠実なら、ラスト 主人公は切り裂かれた脇腹から腸を引きずりながら(キリスト メタ?)ハイジャックし、そのまま飛行機(でっかい十字架?)がTV局(プロデューサーのいるビル)へ突っ込んで爆死エンド。今から震えて寝て待つ。
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読み進める小説は章の数字がどんどん減って行く…それはそのまま飛行機が突っ込むまでのカウントダウンになっている。
あくまで持論ですが、シュワ版「バトルランナー」のリメイク 実は「デス・レース」(2008)でやっておるんですよ。設定が原作と全く同じ。ラストは…忘れました。でもなんかTVプロデューサーが景気良く吹っ飛んだ!はず。
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“まるで神の手にささえられているかのように巨大なジェット機は轟音を轟かせながら、ついに運河を超えた”
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”とてつもない大爆発がまき起こり一帯は神の怒りの如き強烈な閃光で染め上げられ二十ブロックもの彼方にまで火の雨が降りそそいだ ”
ではまた。