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テケリ・リ テケリ・リ

「ヘルボーイ」(2004) クライマックスに地獄の門が開かれ、出現する"クトゥルー" 。ギレルモ・デル・トロ監督が長年映画化したがっているという「狂気の山脈にて」もしこれを撮ったら「ヘルボーイ」と同じ"クトゥルー" が出てきてユニバース化するんじゃないだろうか。


今思うと「マトリックス」のダサダサデザイン(と当時 思っていた)"センチネル"も実は"クトゥルー" モチーフだったのかなと思うわけですよ。あと「宇宙戦争」の"トライポッド"とか。カッコ良さや怖さのイメージよりも先に「人類の敵=クトゥルー」というフォーマットから欧米はデザインするんだなと。

そんなもんだから元ネタが全て"クトゥルー" 始まりだからデザインが似たもの(イカ、タコ系ばっかり)になってくるんかな。日本でいうロボットのデザインには必ず角を付けるという所から始まる(武将の兜的なカッコ良さが欧米人には分からんのですよ)という病気にも似た不文律があるわけで。欧米から見ればそんな角とか非効率なデザインに見えるんじゃないかな。(そんな折れそうなもん付けるな!みたいな) アンテナ的なものと言い訳ぶってデザインをしたところで「内蔵させろよ!」と怒られそう。(「パシフィック・リム」に出て来るロボットって角が無いのよね)

プロット的には「狂気の山脈にて」と同じ「遊星からの物体Ⅹ」や「遊星からの物体Ⅹ ファースト・コンタクト」のクリーチャーもまた"クトゥルー" を明らかに意識されたものになってる。


それを踏まえると「インディペンデンス・デイ」や「ダーク・シティ」に出てきたエイリアン 

「オール・ニード・イズ・キル」のダサい奴!(これはまぁセンチネルのパクリっぽい)


あと大好きな「パラサイト」にも"クトゥルー"っぽい奴が... (「ブレックファスト・クラブ 」をいち早く引用し…パクった傑作映画だぞ!)とかも。

"クトゥルー" 始まりだからっていくらイカ、タコ系のデザインされても日本人には美味しい食材にしか見えないわけで、"恐怖"とはちょっとズレる。



でもそんな日本でも「火の鳥」に出て来る未来人のデザインが…日本人にとって"クトゥルー" はアダムとイブなのかもしれない...。


ではまた テケリ・リ テケリ・リ。







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