マインドハンター S2ep3セットリスト
Episode 3 Director: David Fincher
ドラマ「マインドハンター」の挿入歌と殺人鬼のセットリスト。ちょいちょいネタバレ。
イエス・キリストが磔になった際、聖母マリアの哀しみを歌ったペルゴレージの "スターバト・マーテル"を聴きながら妄想に吹けるBTK。
S1ep10のラストで絵を燃やしていたBTK。あれは実際に犯行に移した事によって殺害を最後に止めるという意味だったのかもしれません。BTKが再び妄想の絵を描き始めた という事は......また彼の中にふつふつと何かが?
子供のおねしょから始まるテンチ家の朝 (これって完全に映画「エクソシスト」じゃん笑!)。
テンチの家の近所で起こった殺人事件。被害者は赤ちゃん...。
●アトランタ (公民権運動の中心地の1つ)
S1ep8でチーム参加希望の面会で来ていたジム・バーニーと再会するホールディン。
面会① ウィリアム・ピアース Jr.
ウィリアム・ピアース Jr.と全く会話が噛み合わないホールディン。
ウィリアム・ピアース Jr.「甲…状…...せん…機のう低下しょう...」
ジム・バーニーが上手くウィリアム・ピアース Jr.を手なずけて話を聴きだします。
面会② ウィリアム・ハンス
ウィリアム・ハンスは逮捕から逃れるため自分の殺人を「ストッキング・ストラングラー」と呼ばれる連続殺人犯の犯行と見せかける偽装工作をした。
ジム・バーニー「殺したゲイル(黒人)やアイリーン(黒人)はカレン(白人)と違った点があったのか?白人だったからターゲットにしたのか?」
ウィリアム・ハンス「そんな風に見てなかった...」
ホールディン「神に失望した?」。車中でかかる曲 GRACE JONES "warm leatherette"
ちなみに最近のGRACE JONES。お元気そうで何より。
● アトランタ連続児童誘拐殺人事件
ホールディンはアトランタで今 起こっている黒人児童の誘拐殺人事件の被害者たちに会います。店内でかかる曲 THE BROTHERS JOHNSON "Stomp!"
被害者の子供ユセフ(四番目の被害者)の母親カミール・ベル(左端)は遺族会を結成。
このカミール・ベルは実在の人物で公民権運動の指導者。
79年6月 エドワード・スミス(14)とアルフレッド・エヴァンス(13)
9月4日にはミルトン・ハーヴェイ(14)
10月21日にはユセフ・ベル(9歳 :カミール・ベルの子供)
この辺りからこのドラマは実在の事件、実名が入り込み、どんどんドラマにノンフィクションが浸食してきます。
80年3月4日にはエンジェル・レネア(12)
3月5日にはジェフリー・マティス(10)が行方不明。
カミール・ベル の望みはどうにかこの悲劇を止めたいという想いだけ。被害者家族たちが聞き込みし調べた資料をホールディンに託します。
ホールディンは被害者6人の子供たち共通の特徴(生活水準、細見)を指摘し同一犯の可能性を指摘しますが、地元警察は関連性が無いとみていました。(アトランタに投資する企業にとってマイナスイメージになる殺人や変質者がいると困る という政治的な動きも...)
地元警察「本当の暴力は貧困だ」
ウィリアム・ピアース Jr.と ウィリアム・ハンス について
● 殺害後自分を意識した行動を取っている。やたらと複雑な筋書きで警察の目をごまかしたり、自分の事を知的な人間だと誇張いてる。
● 欲望のままに衝動的に殺害&レイプして殺害。BTKと酷似。
● 本質主義 ―― 被害者に共通性(パターン)がある。ケンパーが殺したのは皆女学生だった
有名どころだとテッド・バンディが殺害した30人以上の女性は全員同じ髪型だったというやつですね。当然ですがこれらの要素は後のアトランタで捜査する事になる連続殺人事件の犯人の大事なファクターとなります。
S1ではホールディンの私生活(恋人)が描かれましたがS2ではテンチとウェンディ博士の私生活が描かれまくります。
「来るのはこれが最後」完全に口説きモードのウェンディ博士。バックでずっと流れている The Pretenders "Brass In Pocket"
他に見つかりゃしないって
アタシみたいな人なんて
それくらい特別な存在なのよ
振り向かせてみせるから さっさとこっちを向いてってば〜♪という歌詞。
ではまた。
S1 ep1 ep2 ep3 ep4 ep5 ep6 ep7 ep8 ep9 ep10
S2 ep1 ep2 ep3 ep4 ep5 ep6 ep7 ep8 ep9
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?