境界戦機のプラモを組んだ
最近、境界戦機のプラモが安売りされているので、3種類ほど購入して、素組をしました。
境界戦機はフェラーリなどをデザインされている工業デザイナー奥山清行さんがメカニックデザインスーパーバイザーというもので絡んでいます。
昔ビッグサイトで開催されたホビーショーで、車とプラモのデザイナー同士の対談というのをやっていて、そのとき奥山さんの存在を知りました。
その後、ガンダム40周年の特別デザインというので、HG 1/144 ガンダム G40（Industrial Design Ver.）というのが発売されたりして、プラモ業界でもちょくちょく名前を見ることがあるなぁという印象です。
対談を聞いたこともあって、奥山さんが関わっている境界戦機は前々から気になってはいたのですが、購入するにまでは至っていませんでした。
しかし、最近になってHGガンプラと似たような金額になってきたので、お試しで買いやすくなったので3種類も買ってしまいました。
メイレスタイプの中で一番かっこいいと思っていたレイキ改がイエサブで1100円。
ストークキャリーとブレイディハウンドは運搬ギミックの接続の構造が気になっていたので購入しました。ヤマダ電機でそれぞれ半額でした。
メイレスレイキ改
今回は凝った工作や塗装はせずに、素組で作りました。
各関節が片持ち梁になっています。
パーツ交換のメンテンアス性が良いみたいな設定なんですかね。（知らない）
推しのバイク、ドゥカティ・パニガーレも後輪が片持ちになっています。
両持ちにした方が強度が出るのは材料力学的にそうなのですが、デザイナーは「従来の概念に縛られない」で発想していくのが求められる能力だと思うので、こういった片持ちを取り入れるというのが面白いという感じなのかもしれないですね。
実際、面白いと思います。
あと、全体的に平面が多いと思いました。
ガンダムは、実は平面のところは少なく、ふくらみを持たせるようにデザインをされています。完全な平面だと、逆に違和感を感じるそうです。
しかし、現実的な板金加工を考えると、板材を加工すると思うので、平面で構成されていた方が自然な感じがします。
メイレスは、平面でありつつも、できるだけ単調にならないように微妙な角度をつけて構成することでできているデザインだと思います。
CADで設計しました感が出て、そこが面白いと思いました。
ストークキャリー＆ブレイディハウンド
ストークキャリーがブレイディハウンドを輸送するという設定で、ブレイディハウンドを変形させて、ストークキャリーのパーツを専用のものに付け替えて再現することができます。
この輸送状態について物申したい！
まず、接続の仕方ですが、追加パーツをつける必要があります。
ストークキャリー底面には2か所、爪があって、それがハウンドの肩をつかむという設定らしいのですが、そこは位置合わせ程度にしか引っかからず、メインはこのジョイントパーツによる接続になります。
ストークキャリーの底面はほぼほぼ見ることがないので、ハウンドをぴったり接続できるようなジョイントがあると思っていたのですが、そういうわけではありませんでした。
次に、ハウンドの変形について、輸送形態時のバランスが悪い気がします。
股関節から足全体を後ろにもっていく形になります。
この時、上半身分の重心が前に来るにもかかわらず、床への設置個所はそこよりも後ろにしかありません。
また、空気抵抗を減らすことを考えると、もうちょっと薄くなる努力をしてもいいのではないかと思いました。
この画像はただ上半身を外して、変形後の足に乗せているだけなので無理変形ですが、イメージとして、カプセルになってます感があったほうが、良かったのではないかと思いました。
購入時のプランとしては、キャリーとハウンドの接続部分をうまいこと改造してマグネット式にして、ブンドドしやすくしようと思っていたのですが、そもそも接続箇所が無い（ジョイントパーツを用意しないといけない）というので、思っていたよりも難しくなりそうです。
これに関しては、玩具デザイナーだったら直接接続できるようにしたんじゃないかなぁと思いました。
……キャリー＆ハウンドについて、接続についてブーブー言ってしまいましたが、そもそも購入するまでどういう接続になっているか分かっていなかったので、方法を1つ知れただけでも良かったです。
そもそも輸送というコンセプトがいいですね。
時間を見つけてマグネット化を試したいと思います。
ということで、偏見多めのレビュー(?)を書かせていただきました。
実はSMPアクエリオンも届いていたのを組んだので、6種類ぐらい一気にプラモを組みました。すごい勢いでプラモを積んで消化するという±0みたいなことになりました。
積みプラは減っていない……。
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