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2019年指導面での振り返り

2019年は自身のスクールを開校して2年目。1年目から継続して来た事を変化させる必要があった大きな1年でした。

エンジョイサッカーからの変化

これはどのエンジョイ(楽しむ)を主眼に置いたサッカークラブやスクールがぶつかる部分ではないでしょうか。

エンジョイでみんなを楽しませる、サッカーを教え込むのではなく、あくまで子ども主導で楽しんでもらう。全員平等には当然の事。

私も1年目からつい最近まではこの方針で行ってきました。海外でスクールを開校した時も同じ。まず全員を楽しませる事を第一に、上手くなるかどうかはあまり焦点を当てていなかった。

私がスクールを始めた頃は全員が所属クラブは私のスクールだけ。土日はクラブに入って本格的に練習しているという子は一人もいませんでした。今もいません。でも、1年が経ちある程度子ども達、そして保護者もサッカーがどれだけ上達しているかに目を向け始めた。最初は子ども達が楽しんで通ってくれているからと喜んでくれていましたが、それだけでは難しくなってくる。

これは当然の流れでした。

私にとっても大きかったのは、私のスクールはクラブではないけど対外試合をしたり、大会に参加したり主催したりしています。そこで試合を行う機会はあったんですが、9月に行った大会に出場し全敗。

子ども達が勝ちに植えていた。どうやったら勝てるんだろうと。そういう姿勢に保護者も呼応して私もそれは凄く感じていた。

「スクールの方針を変えます」

保護者に一斉に連絡網でお知らせをして、「これからは子ども達を楽しませる+サッカー選手として育てていきます」と。

そこからビルドアップ、守備の仕方やワンツー、オーバーラップなど自分の育成方を作成して子ども達になるべく押し付けたやり方ではなく、考えてもらいながら、楽しんでもらいながらメニューを少しずつサッカー選手の動きになるようにアレンジしていきました。

結果、11月の大会では3勝1敗1分。大会のレベルやカテゴリーも少し違うけど、勝つ喜びを味わってくれて子ども達も大喜びだった。

「勝つ事が全てではない」。これは絶対ブレない私の信念。

そして「指導者はサッカーだけでなくサッカー以外の部分もしっかり教育してあげないといけない」というのが基本的に考え方。勿論、時代に合ったやり方を指導者が正しく読み取って子ども達と向き合うのは大前提。

では実際にどういった指導法を参考にしているか

私はアイルランドでの指導経験があるのでアイルランドの育成法と個人的にはベルギーの育成法も似ているので参考にしている。

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