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スクールとチーム間で起こる育成への捻れ

最近、運営するスクールである保護者からこんな話が出ました。

「スクールをチーム化する事は今後あるのでしょうか?」

この発端は、現在の弊スクールは2年生が多く、近辺に通う小学生が多く通ってくれている。そして現在2年生であり、そろそろ3年生になるに当たって色々なクラブがセレクションを行い出す年齢だそうだ。スクールだけではなく、しっかりチームに加入して試合経験を積み全国1位を目指すとかでは無いにしても、そういった大きな大会などを目指して今後練習して行く方が子ども達にとっても良いのではないかと言う提案だった。

「大会などの目標もないのに何の為に練習しているんですか?」

とも言われた。ど直球に来られてこちらがたじろぐ程。笑

私自身の考えは一貫してチーム化はしないと言う事。

サッカースクールとは本来、週末に所属クラブを持っている子ども達が技術向上を目指して通ういわばサッカー塾という位置付けが多く、最近の街クラブでは週末はチーム活動、平日はスクール運営を一緒にしている所も増えてきた様に思う。

私もその運営に近い事を現在はしているが、平日のスクール活動がメインで月1回程度で試合を組み、参加できる方は自由に試合に参加して下さい。というスタンス。これからは月2程度で試合の機会を作ってあげられる様に進めていきたいと思っているが、やはり全員均等に出場し、チーム全体で誰が出ても勝利を目指せる様な形を実現したいので、完全チーム化をしてJFAが主催する全国大会や大きな大会に今後出て有名になろうとは一切思っていない。

そもそもノックアウト方式には勝ち負けを指導者・保護者・選手に過度に意識させてしまうので、そういう大会に出て競争を促すのはまだ小学生では早いと個人的に思っている。

サッカースクールが試合を行う事の良い所は、勝負に拘り過ぎる事で起こるチーム内の摩擦がなく、全員が試合に出るチャンスがあり、同じ様に成長する機会が与えられる事。勿論、選手には勝つ経験をしてもらいたいし、私自身も選手を勝たせてあげたいが、負けても勝っても相手チームへのリスペクトは必ず持っていたいし、選手にもそれを感じてスポーツマンシップを学んで欲しいとも思う。

将来的にはこういったチームやサッカースクールを集めて独自のリーグを通年で開催出来たらと考えている。子ども達にずっとサッカーが楽しいと感じながら続けてプレーして欲しい。その為にどうする事が大事なのか、常に試行錯誤をしながら形作っていきたい。

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