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今日の馬 ばん馬

今回は、ばんばレースで活躍している馬のお話です。 
ばん馬レースは、北海道の帯広競馬場で行われています。
そして、世界で唯一のレースなのです!
以前は、北海道内でも、旭川、岩見沢でもレースがあったのですが、
現在は競馬場が閉鎖になってしまいました。
とても残念ですね。


『ばんばの馬って道産子でしょ?』と、よく言われます。

答えは、NO。
北海道で走っているから、=道産子
というイメージなのでしょうね。
道産子は、北海道和種の馬で体は小柄なんです。

道産子については、また改めて記事にしたいと思っています。

さて、ばん馬のルーツは、元々農耕馬でした。

海外から輸入された重種馬と呼ばれる大型の馬たちです。

体重は1トン以上にもなる大きくて力持ちの優しい馬たちです。

ばん馬のルーツとなるのは、主にこの3種の馬たちになります。

1.ペルシュロン種



フランス北西部のペルシュ地方が原産。
アラブ種が入っているためか、気品を感じます。
胴が太く脚が短いのが特徴です。
青毛や芦毛が多い。
ばん馬の祖と言われるイレネーもペルシュロン系です。

2.ブルトン種


フランス西部のブルターニュ半島が原産。
肉付きの良い体は大きく丈夫なのが特徴です。
栗毛、鹿毛、粕毛が多い。


3.ベルジャン種


ベルギーのブラバンド地方が原産。
頭部と背が短く、がっしりとした体格ながらスピードがある。
栗毛や粕毛が多く、たてがみ、尻尾、四肢が白色や金色の
尾花栗毛が多くみられる。


といったように、主にフランスやベルギーなど
ヨーロッパから来ている馬たちがルーツなのですよ。


ばん馬は、それらの馬たちの混血が多いので、
様々な毛色や特徴を持っています。

サラブレッドには見られない変わった毛色や体の特徴を見る楽しみもあります。
馬好きには堪らない、レース内容だけではなく、
見た目も楽しめるのがばん馬の魅力のひとつでもありますね。

ばん馬レースが行われているのは、
北海道帯広競馬場です。
毎週 土曜、日曜、月曜開催日です。
ばんえい十勝のHPにて実況中継も観られます。
ぜひ一度覗いてみてくださいね。

スピードを競うサラブレッドとは違う
どっしりとした魅力。
そして、実際のレース場では、共に同じペースで走りながら観る!
という臨場感を味わえるのがばん馬レースの醍醐味でもあります。

ばん馬は、元々農耕や林業で使われていました。
現在は、トラクターなどに代わって、ばん馬としての仕事は無くなったのです。
このレースが無くなれば、
この馬たちが活躍する場が無いのが現状でもあります。
この馬たちの血筋を残していくためにも、
帯広ばん馬を応援しています。

どっしりとした大きな体格にゴツい筋肉質な身体。
なのに優しい大きな顔。
穏やかさと力強さを併せ持つ
そんなこの馬たちに魅了されています。

ああ!
こう書いていると、帯広に観に行きたくなりました!
リアルで馬たちに会いたい♡
どなたか帯広でのお仕事くださいませんか?^^



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