【想定・予想】2022年 桜花賞(G1)

・1枠1番 ナムラクレア(西、長谷川浩) 浜中(西)
2走前の阪神JF5着を除き3着圏を外していない実力馬。前走フィリーズレビューでは後方で無理やり外へ持ち出して斜行し他の馬の進路妨害で浜中騎手が過怠金制裁を受けた。
2着を確保し桜花賞出走権を確保するためにとった策ではあるが前がドンづまっていたため仕方ない部分がある。
フィリーズレビュー勝ち馬サブライムアンセムとはデビュー戦で対戦し先着してるがタイプと実力が拮抗しているため展開次第でどちらが上の着順になるのかは走ってみないとわからない。

・1枠2番 カフジテドラゴン(西、武英) 古川吉(西)
ダート戦を勝ち上がり1勝クラスで抽選通過した一頭。
スタート次第ではこの馬が逃げることになるがゲートを出てからの二の脚が速いタイプで2枠3番のアルーリングウェイがゲートの飛び出しがいつも半馬身ほど速いため被せられると詰まる可能性がある。
この馬とアルーリングウェイの動き次第で隊列とペースが変わってくる。

・2枠3番 アルーリングウェイ(西、藤岡健) 藤岡佑(西)
カフジテドラゴンとのスタートの兼ね合い次第でペース展開を左右する1頭で展開次第では前残りがある1頭。

・2枠4番 パーソナルハイ(西、矢作芳)  吉田豊(東)
2戦目未勝利戦でホープフルS勝ち馬キラーアビリティーの二着に入線している。
ただし7馬身差を突き放され力の違いをみせつけられている。
レースによって逃げや先行を行っているがゲート出たなりの他が動かずで自然とその位置におさまる動きでこの馬が他の動きに影響を与える要素が今回は少ない。

・3枠5番 ピンハイ(西、田中克) 高倉稜(西)
この馬、デビュー戦が大出遅れの直線で絶望的な位置から間を縫って前を捕まえる豪快な勝利を挙げて、間隔をあけて挑んだ前走チューリップ賞で内をするする立ち回って出走権利を獲得した。
2戦しかしていないため他馬との比較が容易ではない事と馬体が410キロ台で小さいため内に押し込まれた時にどうなるかが今回試される。

・3枠6番 ウォーターナビレラ(西、武幸) 武豊(西)
武兄弟のコンビで桜花賞参戦の一頭。
話題が先行して人気にはなるが、この馬は成長途上で総合力が高い部分でうまい具合に結果が出ている現状があってレベルの高いレースにいくと絶好のエスコートがあっても前を捕まえるもう一押しが発揮されない。
半年後には化けているかもしれないが現状の戦力だと他に太刀打ちできない部分がある。
現時点では手厳しい評価になるが将来的に体がしっかりしてきた時に世代を代表する馬になる可能性はある。

△・4枠7番 サブライムアンセム(西、藤原英) 岩田望(西)
ナムラクレアに言及する際にも触れた一頭。
能力がないわけじゃなくレースに於いて他の馬がなにかしらをやらかしたうえで結果一着になっているレースが続いている。
前走フィリーズレビューが内で溜めて、後方で前が詰まったナムラクレアが斜行して無理やり大外に持ち出してる間に馬場の真ん中の間隙を抜けてきた。
前々走未勝利戦が1着入線馬の斜行妨害降着で繰り上がった1着。
能力が全くないわけじゃなくきっちり走って結果がそうなっているため、前で残る可能性がある。軽視禁物。

○・4枠8番 スターズオンアース(東、高柳瑞) 川田将(西)
近走成績着順が3→2→2と優秀な一頭であるが
赤松賞でナミュールの破格の能力をみせつけられ
フェアリーステークスでは出遅れたライラックが道中外をぶん回した力技勝利。クイーンCではプレサージュリフトのキレに屈する。
能力は発揮しているにもかかわらず上が居た状態なため今回人気の盲点になっている一頭。
まともに走れば上位争いをしてくる可能性大。
鞍上が能力を引き出すエスコートをできるかの一点。
阪神競馬場への輸送は土曜日輸送。

・5枠9番 クロスマジェスティ(東、水野貴) 武藤雅(東)
アネモネSで権利を獲得して本番に駒を進めてきた。
ただしアネモネS自体がイン前目でプレッシャーがかかることなくじっとしていた馬が残って人気馬が外をずっと回されてどうにもならなくなったレース。
今回、真っ向勝負に行くと現状の能力が足りない部分が出てしまうかもしれない。
4月3日に茨城美浦を出発し4月5日に滋賀栗東へ到着をして滞在している。

・5枠10番 ライラック(東、相沢郁) 福永祐(西)
前走フェアリーステークスで出遅れて道中、外をぶんまわして力技で勝利して賞金加算に成功。
ゲートに入るのを嫌がったり、道中フラフラ走る事があり2走前には斜行の制裁がある。
今回、ミルコから福永祐に乗り替わりでどう扱うかは分からないが枠が近い馬と道中位置が近くなりそうなサークルオブライフとスターズオンアースはその影響を受ける可能性がある。
この馬2歳時に関西輸送をした際にかなり入れ込んだようでレース前に体力消耗していたため、今回は馬運車に乗せる練習を行ったとのこと。
阪神競馬場へは土曜日輸送。パドックで気配をチェックする必要がある

×・6枠11番 ラブリユアアイズ(東、黒岩) 坂井瑠(西)
前走の阪神JF、スタート後から四方を囲まれ身動きがとれないまま直線に入り、前の馬たちが一斉に外に持ち出して前が開いてそのまま伸びてきて2着。
今回も同じ6枠11番枠に入って枠の並びから似たような展開になる可能性が高いのと、脚をためる事さえできれば有力どころと遜色がないため軽視できない。
前哨戦を使わず直行ローテなのは前回の関西輸送で馬体減が大きくレースを使うとケアの時間が確保できないため桜花賞直行を選択。
阪神競馬場へは土曜日輸送。当日の馬体重をチェックする必要がある。

△・6枠12番 ベルクレスタ(西、須貝尚) 吉田隼(東)
近走に勝利がないため人気がないだけでプレサージュリフトとタイプが近いため、キレの展開になった場合に連なってくる可能性がある1頭

・7枠13番 ラズベリームース(東、林徹) 池添謙(西)
5枠9番クロスマジェスティと同。
阪神競馬場への輸送は土曜日輸送。

▲・7枠14番 プレサージュリフト(東、木村哲) 戸崎圭(西)
前走クイーンカップで豪快に差し切り勝利で桜花賞直行。このタイプの馬は直線の長い桜花賞で前が壁にならずに駆け抜けてくると相当強い。
問題はこの馬より1枚上の怪物が存在する。
阪神競馬場への輸送は土曜日輸送で初めてレース前の長距離輸送。パドックと返し馬の動きをキッチリ見る必要がある。

・7枠15番 アネゴハダ(西、佐々木晶) 幸英明(西)
フィリーズレビュー3着で権利を獲得してコマを進めてきたが、走りがスプリントタイプなため1600mの阪神JFで折り合わず道中いきたがって口を割っていた。
外寄りの枠でスタート展開次第ではハナを切ってしまうスピードがあるため、そのスペースが出来た場合外の3頭の戦略に影響する。

△・8枠16番 サークルオブライフ(東、国枝) M.デムーロ(西)
阪神JFを勝利、前走チューリップ賞3着と桜花賞王道路線で本番を迎える。
阪神JFではナミュールが出遅れ馬場の荒れたイン突きで届かず、チューリップ賞ではサークルオブライフがスタートを決めてイン3番手から直線で前の馬に右往左往されてブレーキがかかったまま坂にさしかかって外からナミュールが簡単に抜き去って行った。
今回はアクシデントや出遅れさえなければ直線でナミュールと真っ向勝負になる。
阪神競馬場への輸送は土曜日輸送。3戦連続で同じ輸送なため特に気にする必要がないが2歳時からレース時の馬体重があまり変わっていない。

注・8枠17番 フォラブリューテ(東、富田) C.ルメール(西)
クイーンカップでは着順が5着に負けているがスタート後に内の隣枠からぶつけられて大ブレーキを踏まされてほぼ最後方からの展開になり道中動いてポジションをとりにいき最後の直線では、道中じっとしていたサークルオブライフが外からかわしていった。
道中にためることさえできれば世代トップクラスの脚を出す能力があるため人気が比例していない。(これを書いた時点で13番人気 2022/4/9 17:00時点)
阪神競馬場へは土曜日輸送。この馬は、長距離輸送で馬体が減らない強みがある。

◎・8枠18番 ナミュール(西、高野) 横山武(東)
今回の桜花賞の世間的な大本命で能力申し分なし。
問題がスタート、阪神JF以外がゲートの中できょろきょろして半馬身ほどゲートの出が遅い。
阪神JF(17番枠)だけがきょろきょろしてなかった代わり1馬身ほど出遅れて流れで3~4馬身離されて影響があるとしたらインが荒れてたくらいしかない状態でゴール入線時の着差にスタート分の差がそのまま出た。
この馬、騎手がなにかしら合図を出すと反応とギアのかかりが強いため前にも横にもガツーンと動く特性がある。
当日に暴走しないかだけが課題なため、外を不利なくまわしてきたら勝てる可能性は出走馬の中では1番手。


【輸送に関して】
東、茨城美浦所属馬は基本的に前日土曜日輸送(約7~8時間)で陣営と馬主さんの取り決めで滋賀栗東滞在するケースもあり今回は5枠9番クロスマジェスティが唯一行っている。
西、滋賀栗東所属馬は当日輸送でトレセン近くの栗東インターから高速に乗って約1時間ほどで阪神競馬場に到着する。
東の美浦の輸送の豆知識として、美浦トレセンのすぐ南にあるC4「稲敷インター」から乗らずに常磐道の「桜土浦インター」から高速に乗る。
理由としてC4の高速道路が「牛久」あたりから常磐道に接続をする「つくばジャンクション」の間が暫定1車線のため事故があると立ち往生するため「国道125号バイパス」を数キロ走って常磐道の「桜土浦インター」から高速に乗っている。
下道で信号にかかる回数が多いと馬運車で立ったままの馬に負担がかかるため、陣営によって影響判断が分かれる。


【買い目】
単勝 複勝 18
馬連 ワイド 18-8.14.17

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