【想定・予想】2022年 大阪杯(G1)

4月3日(日)阪神11R 大阪杯(G1)芝2000m

・2枠4番 ジャックドール 藤岡佑
現在5連勝中の話題の馬。前走金鯱賞で逃げ切り勝ちをおさめサイレンススズカの再来と言われている。(パンサラッサはツインターボ)
本質的に逃げなくてもレースは出来るのと自分で運んだペースがアレってだけでタイプ的にダイワスカーレットの方が近い。並ばれた時に瞬時のギアが使えないタイプのため阪神の直線坂下で並ばれていると瞬時にガツンとギアが変わる馬には太刀打ちできなくなる。残り200m地点までに他が一度も並びかけず二番手と2馬身ほどの差がある状態だとそのままゴールへTOPで到達できてしまう。それを許さない馬になるのは後述へ。
余談ですが個人的にウマ娘でルドルフ会長が「ジャックドール、生徒会室へ来てくれ。取材の依頼がいっぱい来てるんだ」と言ってる絵が浮かんだ一頭。(個人馬主さんなのでここ勝てば後にウマ娘参戦の可能性がある)

・3枠5番 アカイイト 幸
昨年のエリザベス女王杯勝ち馬。この馬は本質的にバテないで1800~2400あたりを走りきることができる性能があって荒れた馬場でもそのタフさが発揮される部分がある。一回ギアが入るとそのまんまの速度で最後までいくタイプのため、騎手の道中の操作位置取り仕掛けどころで命運が決まる。他の動き次第ではこの馬に勝ちが転がり込んでくる可能性がある。

・3枠6番 エフフォーリア 横山武
昨年の年度代表馬。大阪杯大本命で今回やるべきことがはっきりしている。
レイパパレが前目に付けて逃げるだろうジャックドールにプレッシャーをかける展開になれば道中は前目で周りを囲まれて3コーナーあたりで前の手ごたえ次第で抜けだす位置を探ることになる。レイパパレが自身より後ろになったりいっぱいいっぱいになって追走できない場合、そのプレッシャーをかける役目を自ら行わないとジャックドールにそのまま行かれてしまう。騎乗する横山武史もそのあたりの想定が頭の中にはあると思うのでよっぽど身動きがとれない状態じゃない限りその動きで勝ちに行く。その選択判断をミスしないこと、アクシデントや不利さえなければ日本の中距離最強はこの馬で間違いない。

・4枠7番 ウインマリリン 松岡
ジャックドール、アフリカンゴールド、レイパパレ、エフフォーリアの真ん中か外側からフタをする位置にいる可能性が高い一頭。エフフォーリアが取りこぼしをするとき、この馬が3~4コーナーで邪魔になって抜け出す進路がなくなったりジャックドールにプレッシャーをかけられないケースが出てくる。去年のエリザベス女王杯からぶっつけ本番でここに出走してるためさすがに厳しいとは思うが道中この馬の真後ろにつきたくない心理が騎手にはある。ただし今回の枠の並びでエフフォーリアの前か右横にいる可能性が高いため考慮しておく必要がある。

・5枠10番 ヒシイグアス 池添謙
エフフォーリアとタイプが同じでレースを続けて使えないだけで能力がかなり高い。去年、香港カップへ遠征して2着へ入線するくらいの力はある。(1着はラヴズオンリーユーで頭差の2着)枠順からこの馬が激しくマークされる可能性が低くウインマリリンの動き次第ではエフフォーリアに蓋をしたり競りかけて潰す等の選択肢を持っている。陣営と池添騎手がそのあたりどうするか次第で大金星の可能性がある。ちなみに去年の天皇賞秋で道中コントレイルに外からずっと蓋をしていたのがこの馬。目の前にずっと勝ち馬エフフォーリアが居て直線の坂下で瞬時に離された分だけの0.5秒差5着入線をしている。

・6枠11番 ステラリア 福永祐
前走、金鯱賞で前目残りのレコード決着を道中外目をずっと追走して直線でも外に持ち出しての距離ロスで着順ほど大敗していない一頭。タイプ的にアカイイトと似ている。去年のエリザベス女王杯2着時に3~4コーナーで進出しているところを外からアカイイトに被せられて減速したところから持ち直して2着まで伸びてきた。展開次第では今回の大阪杯でも追走できるだけの能力がある。

・7枠13番 キングオブコージ 横山典
この馬、スタート出たなりで動いて道中周りを見て周りの動き次第で動きを変える器用な事を毎回やってる。前走のAJCCはスタートで微妙に立ち上がって1番枠から出遅れたあとに道中捲りを敢行して派手に勝ちきった。今回の大阪杯でこの馬がどこに位置するのかが全く読めないのと下手すると鞍上の横山典さん息子の乗るエフフォーリアを本気で外から潰しにいく可能性がある。操縦性から、それができるだけの力がある。

・7枠14番 レイパパレ 川田
去年の勝ち馬。そこから勝てていない。力が衰えたわけではなくて逃げてワンペースで行っちゃうパターンがはっきりしてしまったのと去年の大阪杯後の宝塚記念で手綱を持ったまんまで内から余裕で並んでくるスピードがあったユニコーンライオンに抵抗されて※大半の逃げ馬は自身の意図としない時に動かされる展開※になると、最終コーナーから直線にかけて抵抗する余力がなくなることになる。その弱点が判明してから二番手以降で控えて前の動きを見て捕まえに行く動きを再学習することがウマによっては難しくなるのとワンペースでじわじわ走っていたのをいきなり、急変化のある動きに変化させることがかなり難しいため逃げて勝ち続けていた馬が一度負けるとそのままずるずる勝てなくなることが起きる。前走の金鯱賞で逃げたジャックドールは捕まえられなかったが、その控える動きが4番手で出来ていた。本番大阪杯ではスタート次第で道中ジャックドールを潰し行くのか控えて周りの動き次第で動くか捲りを敢行するのかわからないけどこの馬の課題は※どれだけ己の能力をはっきするか※の1点

・8枠15番 アフリカンゴールド 国分恭
京都記念で逃げ切りを決めて賞金加算を成功してG1で除外を心配せずに使える状態になった。スタートから手綱をおしまくって無理やり前目につけようとしてバテないしぶとさを発揮しようとしているため今回スタートから1コーナーまでの距離が短いのと内にスタートが速い馬が揃って居るため中団以降の外目を回される厳しい展開になる。


以上のことから総合すると
大本命エフフォーリアが揺るがないという無難な結論に行き着くのですが、それでは面白くないので賭けてみたい展開がある

「逃げるジャックドールに並びかけて潰しにかかるエフフォーリアのやりあいをうしろから眺めているレイパパレがまとめて破壊する復活勝利」

【買い目】
単複 ◎7枠14番 レイパパレ 川田
ワイド 14-5.10.11

ワイドの相手は
3枠5番アカイイト
5枠10番ヒシイグアス
6枠11番ステラリア
の3頭で。

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