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なんか今、「ザ・おめでたズ」めっちゃ聴いてます

ちゃす! デビルスコーピオンです!

今日は、富山在住の5MC1DJのラップバンド「ザ・おめでたズ」のワイワイとした賑やかなラップが、なんか今のコロナ禍で鬱々としている自分に心地よくハマってて、メチャ聴いてます! って話です。
今日はそれだけ覚えてくれれば結構! 解散! 解散!

以下、自分の好きな曲とか自分なりに良さをまとめたんですけど、今もう4000文字弱とかになっちゃった感情テキスト塊なんで、おヒマなら見てくださ〜い!

ヨロシク〜〜!!


●とりあえずMVを見てみよう

おめでたズ、最初は何で認識したんだっけな……。僕はアナログレコードでDJをしたりしなかったりしているんですが、2018年末にJETSETで「三途のリバーサイド」の7インチレコードを視聴して、サビの、伸びやかなボーカルが「お、ええやん!」って思ったのが最初っすかね。そん時はあんまりラップにはピンときてなかった。

で、同曲のMV見て、曲名のテロップの入り方で爆笑したよね。

そんで1年くらい経ってから見た「トワイライトゾーン」のMV。

大サビ?のボーカルの人が出てくる所で毎回、アオン⁉︎ って脳がキャパオーバーになって笑ってしまう。

あと心霊YouTuber的なラップ部分の映像処理が、なんか、やけにゴージャスじゃない?
ここの「ヒヒ」の2文字の主張が超強いので、同氏の顔と名前、声が一致。初期スチャダラパーのBOSEに声質が似ているのがヒヒ。覚えました。

そんで、ついこの前「THE FOOL」のMVを歌詞と一緒に観てたら、なんか変顔のうるささとか、畳み掛けられるギャグにニコニコしてきちゃいまして……(このMV、歌詞と同期した映像が展開されまくってるのでこの見方をおすすめします)

あれ? なんかおめでたズ好きだな? ってなって今ですね。

自分なりにザ・おめでたズの良さとその理由を何個か考えたので、
ここからはそれらを皆様とシェァア〜〜しようと思います。

まずその大きな手がかりとなる、公式サイトのプロフィールを見てみましょう。


●過剰な映像技術


https://thaomedetaz.tumblr.com/profile

ザ・おめでたズは、富山県を拠点に活動する5MC1DJのラップバンド。メンバーにトラックメイカーやグラフィックデザイナー、イラストレーター、映像ディレクターを擁し、「日常を祝う」をテーマとして楽曲・グッズ・映像作品等を制作。

これがグループの最大にして奇っ怪な特徴ですね。デザイン強奴〜が多い! 上記のMVでも、全力でふざけた内容のラップが過剰にテクニカルな映像技術に乗っかっていて、楽曲単体で聴くよりMV介した方が良い曲に聴こえます。

そして、なにげに楽曲・グッズ・映像作品等が並列になっているという。楽曲の比重が軽い というのも割り切ってていいなと思います。

それこそ「THE FOOL」の曲単体で聴くよりMV見た方が好きになる感じは、グループ一丸で活動していた時期のstillichimiyaの「やべ〜勢いですげー盛り上がる」のMV見たときの感覚に近かったです。

先に出た田我流のアルバムの流れだけだと、(お恥ずかしながら)全然ピンと来ていなかった。
音楽聴くとき、自分は文脈と記憶は不可分だと思っているタイプなので、え〜めちゃ良いMVついてる曲やん! って事で曲自体の評価がガンガン変わります。割とそんなもんじゃありませんか。
stillichimiyaは山梨のテレビ局出身者、漫画家などを擁しているクルーなので、制作スタンスとしても重なる部分が多いところもあると思います。


●ラップのかけ合いが「めでたさ」を生む

あと、おめでたズ、5MCでワイワイガヤガヤしているのが、個人的に一番ええとこやんと思ってまして。


……いや、1.2小節でマイクをパスするような、かけあいのパーティラップ、最近そんなに居なくないっすか?


単に現在の流行のスタイルではない、という所も有るんですが、
近年のラッパーはラップをする時点で自分が好きで個性と我が強くなりがち(偏見)、そしてそれによりライブの時間を押しがち(偏見)、イベント入り時間に遅れがち(偏見)、で有る事から、
個人として自立しつつ、相手には深く立ち入らず、馴れ合わない。ラップを相手の所ではそんなに入ってこない……みたいな所がSNS普及以降の10代20代のスタンスとしてあると思ってまして。

ハードコアなラップだと、クルーとかグループ単位でも、強烈な個がそれぞれのスキルを披露し合うガチ勢集団、という印象。

いや、カッコいいですし実際そういうハードなラップも好きなんですけど、今コロナ禍と子育てでマジ気が滅入りがちで、聴くのが辛いとかもあるんで……。

そういう時におめでたズの、多人数でワイワイと雑談みたいにくだらない事話してくれるラップが、友人と5.6人とZoomしながら飲み会しているみたいな妙な安心感が有り、非常に助けられたのでした。

まあ、私は酒飲めないし、複数人で集まるとすぐ奇をてらって「誰のメガネが一番強いか、ぶつけ合って決めようぜ!」「誰かんち集まってフローリングにサラダ油撒こうぜ!」みたいな迷惑行為を提案してしまい奴なんで、Zoomできる5.6人の友人など存在しない訳ですが……。


ワイワイ具合だとこの曲が一番ワイワイかな〜〜

この曲の1小節ごとにパッパとMCが変わる所とか、キメどころで全員が声合わせるとかのユニゾン具合、最高。めちゃめちゃ豊か。
この多人数での各ラップの応酬、ボーカルの唄、複数人で声を重ねるなど、手数の多さが賑やかさに直結しているなと思います。

●メンバーの機動力

あとあと、ボーカルのTOMORO氏のソロ曲「UFO(Cockpit Love)」


ド級なメロウでありながらオカルト要素のある大好物音楽! 
夜中、街灯に沿って2人っきりで歩くシチュエーションを「僕ら異星人のようだね」と切り取ったのがキリンジのド名曲「エイリアンズ」としたら、エイリアンが繊細な感情で、極めて人間的な恋情?を歌った異星人側からのアンサーソング「人間ンズ」と言っても差し支えないかと思います! は? 何言ってんだ? アアン? お前の全財産差し支えてやる!

えーと、ソロで動いてもめちゃめちゃ良いのでは? って言うところは、ENJOY MUSIC CLUB⇄江本裕介の関係性に近い所もあり。
ラッパー誰か1人や映像担当がそれぞれに売れた事で、逆説的にクルーでの活動が難しくなってしまったstillichimiyaという例から見ると、このTOMORO氏や、トラックメイカーのやじまたくま氏がソロ作でバーっと名を上げたり売れるのは、グループ全体の活動の底上げになって良いような気もします。とかね〜。


スタジオ録音が難しいことから、この夏はリモート制作でインストアルバム「YAZZY BEATS 暑中見舞い」を制作していたとのこと。

楽曲のクオリティ確実に上がっていて嬉しい。
あとはかけあいを……かけあっておめでたくして頂けると……!

とか思ってたら新曲が来週出るっぽいぞ! 楽しみしみ〜〜


メンバー3人でつくられている「skylights」って曲も、「おめでたズ」名義で出せるのは、メンバーの組み合わせで色んなバリエーションを出せるから、強いなと思う。めちゃめちゃ歌下手なメンバーが歌う一生懸命なサビとか聴きてぇ〜

●まとめじゃ!(忙しい人はここ見ればOK)


やんややんやと言ってきましたが
①ポップなラップ
②多人数メンバーでのかけ合いの楽しさ
③ボーカルの良さ
④過剰にゴージャスな映像技術
が、コロナや育児で疲れている自分にバシッとはまった感じです〜〜。

要チェキ! (この言葉ダサいけど、よく使ってしまう。なぜならダサいから)

都内在住で、すぐメンバーがコラボだなんだして、知名度が不均衡になってギャラの配分で揉めたり(偏見)すぐ悪い先輩とつるんで結果捕まったり(偏見)して足並みが揃わなくなるラップグループを何度も見ているので、
富山周辺在住という磁場によって、ある程度の人数のグループが形成されていることが個人的にはかなり嬉しくて、
この先アルバム作ってドカ売れするにせよ、毎年コンスタントに作品作って着実にファンを増やして行くにせよ、
この6人組が6人組で居ることが大変に素晴らしい! な! と思います。

他にもポップなラップをするグループは居るけど、人的リソースやポテンシャルが一番密集してると思う。

ググったらすぐ楽曲出てくるし、Youtubeにもめっちゃ上がってるけど、下記リンクがなかなか分かり易かったです(あ! でもnaverまとめ今年9月で滅ぶんだっけ? やべ〜〜 消える前にチェックしてくれい!)

ラップで日本を祝う!? ザ・おめでたズとは一体何者なのか!!https://matome.naver.jp/m/odai/2147135023169569101


全然話外れるけど、
友だちのDJ春菊が、日本語ラップクラシック(メチャ良い曲ってこと)田我流の「ゆれる」をDJでかけたら、なぜか客が全員フロアから居なくなっちゃって、

なんでやろ〜〜と思ってたら「オイ! 外で高校生がセックスしてるぞ!」って事があったという話がめちゃくちゃ好きなので、これを見た皆さんは、おひれはひれをつけて語り継いで頂けると嬉しいです。
あばよ!








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