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「愛」とは。

   愛ーそのものの価値を認め、強く引きつけられる気持。対象をかけがえのないものと認め、それに惹き付けられる心の動き。

   こんにちは。デブチーズです。今回はタイトルの通り、「愛」について話していきたいと思います。ネタが切れたわけでも好きでやっているわけでも御座いません。リプで来たので渋々語っている迄です。本来は哲学的な議論が必要とされそうな議題ですが、今回は深い考察はせず自分の考えのみをつらつらと論じていこうと思います。

   まず愛とは何か。辞書的な説明は上に記した通りです。これでも十分理解し易い説明となっていますが、ここではもっと噛み砕いて「対象を大切に想う気持ち」としておきましょう。人に限らないのがミソですね。ペットへの愛情や物への愛着、それら全てを含めて「愛」としておきます。

   また、「愛」にも先天的なものと後天的なものの2種類存在すると考えています。先天的なものは家族に抱く愛情ですね。親が子を愛で、子が親を慕う。このような愛は動物としての本能に近いので先天性のものと看做して良いでしょう。意識せずとも深層心理に刷り込まれている心の動きですからね。特に子から親への愛情は自我形成が終了する前に勝手に育まれている訳ですから正しく先天的。備え付けと言っても良いかもしれません。

   対して後天的な愛は自我形成が終了してから抱く愛情です。可愛がってきたペット、使い古した文房具、住み慣れた我が家、長年寄り添ってきたパートナー、などに抱く愛情ですね。この種の愛情を出会ってすぐに抱くことはほとんどないので、年季が育む愛情とも言えるのかもしれません。長年寄り添った分だけ愛が強くなる、という訳でも無さそうですが。

   「愛」という存在について語るとき、避けては通れないのが「恋」との比較です。国語の授業で「似た意味を持つ漢字を重ねた熟語」の代表として「恋愛」という熟語が挙がるくらいですし、確かに近しい概念です。この2つの違いについて次は考えてみましょう。

   まずは愛と同様、恋の辞書的な意味を辿ってみましょう。

   恋ー特定の人に切ないまでに深く思いを寄せること。特定の異性に強く惹かれ、会いたい、独り占めにしたい、一緒にいたいと思う気持ち。

   こうして見ると全然違いますね。「愛」は万物への感情であるのに対し、「恋」は人間、特に異性への感情として定義されるようです。

   思うに、「愛」が純潔で純粋な感情であるのに対し、「恋」は支配欲、独占欲に近いある意味邪な感情なのではないでしょうか。何も悪いことではありません。「異性への愛は恋に始まる」という格言もあるくらいですからね(今作りました)。長年寄り添う関係になる前に「一緒にいたい」という一種の支配欲が先立つのは当然のことです。その段階を通して少しずつ「愛」が生まれるのではないでしょうか。

  ここで考えなければならないことが2点。1つは「愛情と恋情は共存しうる」ことです。好きな人に対して「一緒にいたい」「大切にしてあげたい」と同時に感じるのは何ら不思議なことではありませんからね。基本的に「愛」自体が「恋」の上に成り立つ感情ですから、どちらか一方しか存在しない状況の方が珍しいのかもしれません。

   そして「愛は消え失せることもある」ことを忘れないで下さい。非常に悲しいことですが、一度根付いた愛が突然泡のように消失することも多々あります。家庭内暴力や捨て犬・捨て猫は愛の消失故に生まれた悲劇です。切っ掛けが何か、どちらに非があるのか、何も分かりません。ただ、生活の中で生まれた小さな歪みがやがて大きな溝となり、対象への愛を失う原因となってしまうのでしょう。純情な愛が消えて歪んだ感情だけが残った結果が、家庭内暴力や捨て子などの悲劇を生んでしまうのです。

   貴方は今、誰かに愛されていますか?もし誰かに愛されているなら、どうかそのままの貴方でいてください。愛というものは信頼関係の上に成り立っています。愛が消える切っ掛けが何かは分かりませんが、自ら愛情を断ち切るような真似だけはしないでください。自分を愛する人を大切にしてあげてください。

   貴方は今、誰かを愛していますか?もし誰かを愛しているなら、どうかそのまま愛し続けてあげてください。人間誰しも1人で生きていくことは出来ません。貴方の愛する人が窮地に立たされたとき、優しく支えてあげられるようなそんな存在で居続けてください。貴方の愛する人が過ちを犯したときは、ちゃんと叱ってあげてください。どうか見捨てないであげてください。

   「愛」というのはとても優しく、温かいものです。誰かを愛し、誰かに愛されるという感情はとても純真で無垢なものです。愛の絶えない、そんな幸せな世界を作っていきましょう。


   以上、愛について語りました。二度とこんなお題送らないでください。それでは!