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【ひぐらし業】アニメ11話までの状況を整理するとともに「ひぐらしのなく頃に業」の世界を考察

ひぐらしのなく頃に業の考察まとめです。
7話で一度まとめをしていますので、まずはそちらの振り返りから。

後半新しく出てきた要素について考察していきます!

ネタバレ盛りだくさんなので、気をつけてください。

▼前回の考察振り返り

◆ルールXYZ

オヤシロさま反転からルールの反転を唱えている方もいるが、反転という面では私は変更ないと思う。

ルールXは“誰か”が疑心暗鬼に囚われるもので、特定の誰かの入れ替わりを指していない。反転もなにもこのルールは広義である。
ルールYは梨花の死が根強く残る(ただし諦めた梨花の自害の可能性はある)。富竹・鷹野については行方不明に変わったからといってルールXを誘発しないわけではない。
ルールZにいたっては相変わらず園崎家が疑われ、4年連続祟りが起こっている。

ルールYについては、おそらく死の起因が変わっており、最終的に部活メンバーの敵が鷹野ではなくなるのではないか。

⇒鬼騙し、綿騙し編ではそれぞれレナと魅音(もしくは詩音)というルールXに囚われた人物が出た。

ルールYもZも上記考えに変更はあらず。

◆オヤシロ様の祟り

1〜4年目については変更がない。ルールZの力は働いているのだろう。
つまり沙都子や詩音に与える影響は今回も変わりない。

5年目については死亡から行方不明扱いに変わっている。これについては後述。

⇒祟騙し編の入江の発言からも、オヤシロさまの祟りに変更はなさそう。

◆鷹野・富竹の失踪、及び診療所の改装

昭和58年6月の時点で鷹野が終末作戦を実行に移せていないとなると、鷹野の失踪理由は用なしになったから東京の手のものに襲われた可能性がある。
もしこの仮説が正しければ、富竹は鷹野を連れて強引にでも山狗から逃げるはず。

雛見沢症候群の研究が打ち切られたのであれば、鷹野を消し、診療所の改装が行われてもおかしくない。

入江については、診療所にいる悟史や治療中の沙都子を見捨てることはないと思いたいので、黒幕に回ったのではなく消された可能性が高い。
入江の出番自体元々しっかり出てくるのは祟殺し以降なので、綿騙し編まででは不確定要素が多い。

■失踪による影響
・死亡よりも周知が早いせいか、以降の展開が早まっている
・診療所の経営にも影響が出る(詳細は不明)

■診療所改装による影響
・入江の身にもなにかが起こっている
・沙都子が治療を受けられない

⇒7話以降新しい情報はなし。

◆オヤシロ様の像の反転について

本編とひぐらし業で、左右反転が判明したオヤシロ様。
意図的なものでなにかを暗示しており、ルールの反転や鏡世界であるという意見を目にしたがどれも私は納得しかねている。

ルール反転は先程言った通りで、鏡世界についても何が?というところ。
鬼騙しで圭一ではなくレナが狂気にとらわれたのは反転ではなく、罪滅しの原因を解決しなかっただけと言える。

そのため反転する要素というと羽入しか残らない。
OPの怪しい羽入の描写や、曰く残り香という曖昧な存在になっており存在が示唆されていないから可能性はある。
ただし、羽入が羽入自身の悪意を持って梨花に何かするとは思えず、羽入なりの意図があるのか外部的な要因があると思う。

⇒特に新情報なし。

◆羽入の不在

まずカケラが欠けては世界を越えられるのか。皆殺しが駄目で祭囃しが大丈夫だったのは欠けていた羽入の存在だが…。
それもあって羽入は、羽入がいなくてもみんなが越えていけるようにという意図を込めて反転してたり?なんて、想像もしてみる。

羽入がいないことで、症候群を発症させた人物たちが足音や気配を感じることがなくなるため、疑心暗鬼を高める要素は減る。
ただし、詩音に限っては悟史と勘違いして精神的安定をはかっていたので悪影響があるかもしれない。

梨花に対する影響はとにかくでかい。
百年という長い時間隣で支えてくれた母であり友がいないのだから、魔女でも心にくる。羽入の諦めがあったからこそ梨花は頑張れたところもあり、梨花が上手く立ち回れない可能性がどんどん上がる。
特に鬼騙し編では梨花の自殺の可能性も高く、綿騙しからしても「やってみたけど気に入らない結果だったからさよなら」はあり得る。

■羽入がいないことで出た影響
・発症者が羽入の気配を感じない(綿騙しでは祭具殿での会話が変わる等)

⇒1番影響出てるのはやはり梨花と思われる。1人で考えているせいか視野も狭く、問題を洗い出せておらず、綿騙し編にいたっては祭具殿問題を防ぐこともしなかったし早々に諦めた。

◆園崎姉妹の入れ替わり

根本的に入れ墨の際の入れ替わりは起こっていそう。起こっていなければ賽殺しのような魅音になっているし、ボードゲームが好きなのは部長の魅音であるから。

綿騙し編での入れ替わりは、綿騙し編其の参時点では本編と変わらないと思われる。

⇒鬼騙し、祟騙し編では入れ替わりはなさそう。

綿騙し編においては、其の四は五分五分。
個人的には詩音が扇動していると思っているが、結局見破ることはできず。祟騙し編で沙都子のことを溺愛しているからこそ、やはり綿騙し編も詩音の犯行じゃないのかなぁ……。

◆園崎魅音が犯行に及ぶ可能性

実はというかシリーズ通して、雛見沢症候群を発症していない部活メンバーは魅音だけである。
魅音犯人説も流行っているが、ないと思う。ない。ないよ、絶対。あってほしくないし(詩音推しな私)。

なぜなら魅音はなんだかんだ倫理的な観点で自分のために行動する度胸がない。死体遺棄なんかは友達のために手を染めているだけだ。
それに加え立場上、魅音は園崎家のブラフを知っている。

魅音が凶行に及ぶ理由も、疑心暗鬼になる理由もない。
基本なにかあっても落ち込んじゃうタイプだしね(それで詩音が狂うんだから皮肉なもんだ)。

⇒綿騙し編では入れ替わりについて分からなかったが、魅音である可能性は十二分にある。圭一に対する言葉は特に魅音ぽかった(まあわ詩音でも演じられると思うが)
祟騙し編其の参でも魅音が後ろに隠れているだけではなかったことから、ありえなくはないなという感じになった。

ただ動機が雛見沢の悪しき慣習をここで終わらせるって、綿騙し編の犯行を見るに動機弱くない?
鬼婆さまを殺す理由も「魅音」にはないし。

個人的には魅音単独はほぼ可能性ゼロ
あって詩音絡みかなぁ。

◆ルールXに囚われる人物が違う

世界によって要素は違う。鬼隠し編に似ていても鬼隠し編の世界ではない。
鉄平帰宅がランダムなように、確率上は圭一が疑心暗鬼になってレナの家庭事情が解決しなくて魅音が落ち込んで沙都子が虐待を受ける最悪な世界だってあり得る。

⇒上記通り。

◆雛見沢大災害は起きているのか

分からない。鬼隠し編が描写がないだけで実は起きていたように見えなくても起きてる可能性はある。
しかし、大災害は鷹野が梨花を殺して成り立つもので、綿流し・目明し編のように第三者に殺されると成り立たない。
鬼騙しでは鷹野の行方にもよるが、起きていない可能性が高いと思われる。

⇒鬼騙し編は最後の日時が分からないが、魅音の台詞から数日は経っていそうなので起きてないかな。
綿騙し編では本編と同じく起きておらず。

上記考察通り、祟騙し編でもこのまま起きずに終わると思われるが…はたして…。

▼この先からアニメ11話まで新規考察

◆圭一はルールXに囚われない

鬼騙し、綿騙し、祟騙し編より間違いなさそう。ルールX反転というわけではないが、業の基準としてよさそう。

しかし、囚われない理由として梨花の行動が影響しており、なによりも梨花が圭一だけをなんとかしているように見られる部分も多い。
(なぜ鷹野たちの祭具殿侵入をなぜ今回止めなかった? レナの家庭環境はなぜ無視した?)

◆詩音は悟史の頼みを聞き入れ沙都子を可愛がっている

皆殺し編以降の詩音と言うべきか、目明し編での反省を踏まえた状態。
つまり、悟史だけではなく沙都子絡みでも直情的になりそう

綿騙し編で魅音(?)と沙都子が一緒に亡くなっていたのも、詩音と沙都子が正しいのではないだろうか。魅音では違和感しかない。
いい意味で魅音は仲間を手にかけないと思う。

祟騙し編では皆殺し編同様に熱くなってくれた。
もし陳情が失敗するとワンチャン動きありそう。

◆北条鉄平と間宮リナはどう関わってくるのか

少なくとも鬼騙し編でレナが暴走したのは2人が美人局してきたからではないかと思うが、たとえそれがなくとも父親がアル中になったりとかで起きそうな展開。

しかし祟騙し編では少なくとも鉄平は生存。
本編の方ではリナが園崎組に殺されて、仕方なく雛見沢に戻ってきた鉄平だったが今回はリナの描写がない。
その上、鉄平はなにかしらの薬を服用している。
後述するが、鉄平が沙都子を虐待しているか分からない。

◆北条鉄平は沙都子を虐待していない?

テレビ局の事情だったらもう知らないが、祟騙し編その参の時点で鉄平が沙都子を虐待しているシーンも、沙都子の身体に怪我も見当たらない。

視聴者が確認できたのは其の壱の最後に沙都子が鉄平に連れられて北条家に戻ったところだけ。
あとは知恵が家庭訪問した時だが、この時沙都子は出てきていない。

また日曜日の時点で沙都子自ら一度梨花の元へ荷物を取りに来ている。
月曜日から遅刻でも沙都子が登校し、水曜日は朝から登校という感じで休みが少ない(祟殺し・皆殺し編では月〜水曜休んで木曜登校)

少なくとも本編の方が虐待はひどいのでは?
原因は鉄平の病気?
そもそも沙都子の思い込みの可能性。

◆沙都子の雛見沢症候群は?

鬼騙し編の考察では、診療所が通常運用されなければ錯乱してしまうという話をした。

では、綿流しのお祭り前に問題が発生する祟騙し編はどうなるか。
圭一に撫でられそうになって発狂したシーンがあるが、演技でないとするなら進行はしている?

演技かどうかは置いとくとして、学校にある程度来れる=注射を打てている可能性は高い。

◆沙都子タイムリープ説はあり得ない

断定して申し訳ないが、古手家以外の人間ができるはずはなく、記憶の継承をきているのであれば梨花をもっと助けるし協力するはず。ない。というかあったら困る。

しかし、沙都子に気になるポイントは多いのでまとめてみる。
鬼騙し編の死因
⇒多分薬を摂取できず雛見沢症候群が進行した。また梨花も世界を諦めていた

綿騙し編でなぜ園崎家を訪問したのか
⇒綿流し・目明し編における名探偵レナの立ち位置と思われる。梨花が詩音に殺されに行くことがないので、鋭い沙都子が園崎姉妹を疑って単身乗り込んだのではないか

祟騙し編では虐待を受けているのか? 演技の可能性と理由は?
⇒虐待に関しては前述の内容参照。
沙都子が虐待されていないとしたら、なぜそのように振る舞うのか。分からない。個人的に演技説もなし。

可能性として高いのは、沙都子自身が虐待されていると思いこんでいる(雛見沢症候群の影響)だけなのではないか。
それが1番辻褄があうんですよ。

◆大石の立ち位置は本編と変わらず?

多分変わらない。祟騙し編其の参のラストは引っかかるものの……。
鬼騙し編→鬼隠し編同様に、圭一の疑心暗鬼を煽る
綿騙し編→綿流し・目明し編同様に、圭一を餌にして園崎家のしっぽを掴もうとしている
祟騙し編→祟殺し編同様に、手段を選ばない悪党のような嫌な奴。まさに「オヤシロさまの使い」として今のところ描かれている

祟騙し編においては、後半から皆殺し編をなぞってきたにも関わらず、大石との関係は祟殺し編のままであるのがいただけない。

※最後に筆者の現段階のまとめ考察

・鷹野は東京に切られて山狗に襲われた可能性が高い。つまり今回は鷹野が見える敵ではなく、さらにその後ろにあるものかもしれない。

・部活メンバーたちの凶行はルールXに囚われたもので、梨花が根本的な理由を解決できていないから。そして圭一は梨花のアシストがあるので、ルールXに囚われない。

・梨花の死は本来のルールYが原因ではなく、諦めてしまった梨花によるものではないか。

・羽入がなにかしらの理由で反転をしており、相反する存在として今後立ちふさがるのではないか。あってほしくないけど。

・やはり羽入がいない梨花は駄目そう……。

・鬼騙し編と綿騙し編では梨花が亡くなった理由がおそらく違う。本編と同じく綿騙し編ではルールXに囚われた魅音or詩音の犯行で、鬼騙し編は自殺じゃないかとみる(自殺原因は目の前で沙都子がL5になったとかかなぁ)

・祟騙し編がどんな展開を迎えるかは分からないが、多分鷹野が失踪するから大災害は起きない。

・祟騙し編がこのままだと相談所が動いてくれないので、沙都子が駄目になるか圭一と梨花以外の誰かが強行手段に出る可能性もまだある。


※ひぐらしの世界で大事なこと

何かが起きるには要因がある。それは目に見えるものだけではないし、1つだけとは限らない。(魅音の人形の件とか)
だからね、梨花ちゃま、圭一だけをなんとかしても駄目なんだよ……。

バタフライ効果が存分に発揮される作品でもあるので、小さなことでも本編と相違があれば結末は大きく変わる。

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