ヒロステ見て夢女つれーになってる

轟くんってこの世にいないらしい。


轟焦凍くんという存在はWJ漫画「僕のヒーローアカデミア」を媒体にして存在している情報の集まりって感じだ。キャラクターであり、アニメーションであり、漫画のコマの1枠である。声優の声が付与されている。そして最近は、舞台に実体として存在している。
この世に轟くんは存在しないんで〜す〜けど。そんなことはわかってんねん。しかし夢女(というか私)は"この世界の延長線"に轟くんがいるような気がしていて、それが本当にヤバいんだって話。轟くんの声で喋ってる声優は別に轟君ではないので、轟くんの様に蕎麦が好きなわけでもなく、ヒーローでもなく、そして「轟くん」だけでは無いんですね。轟くんの声だけではなくあらゆるキャラクターの声を担当しているので、轟くんなわけがないこともわかってる。そうなんです。轟くんでは無いんです。わかってるけど思い出す度に絶望ポイントが1貯まる。そんでさ、梶裕貴は轟くんの声を出す時恐らく素ではないじゃない…梶裕貴の素の声ってもっと高いから言うなれば"無理してやってくれてる"声…ですよね。梶裕貴が普通に生活していて出す声ではないことも多分…この感覚を助長させる理由の一つだ。あとラジオとかでチョけたセリフを轟くんの声で言っていたりするからね…そういうところで乖離するんだと思う。
そんで4月末からヒロステがね…始まりました…よね。ヒロステって何?って人はもう調べてくれ。もう今回は説明してる余裕とか無いから。(下に埋め込みしたし…)←ええ⁉️※Googleの検索一覧にこの記事表示されるの嫌過ぎて消しました(オタクが出しゃばんなカスと思ったので…)
ざっくり言うと舞台版のヒロアカですね。2.5次元とか言うやつ。すご〜いね…そんでこれを見るの多分3回目だけど毎回情緒おかしくなってるわ。なぜなら私が「轟焦凍くんの夢女」だからです‼️轟くんのことを真剣に考えている故に2.5次元舞台によって「轟くんは実在しない」ことをしっかり理解して落ち込んでいるわけ。何故なの。なぜなら北村諒さんは轟くんじゃ無いから…ですね。(もう答え出とるやんけえ‼️)多分だけど北村諒さんってご本人に以下の認識があると思うんです。
・自分がかっこいいことを分かっている
・自分に求められているのは容姿だと分かっている
その上で今までその求められているものに答えて来ていたんだと思うんです…だから今も轟焦凍くん役をやってんだ。そりゃそうだわ。でも今回、ヒロステでやる轟焦凍くんって役はさー…「かっこいいことを理解していない」ことが重要で、私はそういう轟くんだから好きになってて自分が整った容姿であることを理解していない轟くんが好き…なんですよね…だから…北村諒さんは轟くんじゃないんですよね…
いや、でもこれについては舞台上で「かっこいいことを理解していない演技」をしてくれていれば全然良いんだと思う。実際そうあるように努力してくれてると思うし。ただ…轟くんでは無いんだよな…………なんで?
多分だけど、北村諒は「轟焦凍」ではなく上記のような「かっこいいことを理解していない男」というような記号に落とし込んで演技しているのではないか?と思った。「父親と因縁があって父親と比べられることが嫌な男」「ちょっと天然だけど礼儀正しい男」「あまり喋らず、表情の変わりづらい無口な男」そういう轟くんを構成する要素を汲み取って演技をしているような気がする。でも私は「轟焦凍」が見たいんだよね。
"轟くんを構成する要素を持った男キャラ"じゃなくて轟焦凍くんが見たい。
轟焦凍くんは友達の仮免許証を見せてもらってそのまま持って帰ろうとしたりしないし、先生に怒られた直後に、その先生に平気で話しかけに行ったりはしない。それは演技するために落とし込んだ要素外の解釈かもしれない。でもそれが欲しかったんだよ。
そういう意味で爆豪勝己役の小林亮太さんの演技が鮮烈過ぎた。爆豪勝己というキャラクターに成り切るとはどういうことか、爆豪勝己の様な要素を持った男キャラではなく、爆豪勝己だったのは、北村諒が轟焦凍くんじゃなかったのは、なんかこのキャラクターと作品に対する認識の差な気がした。北村諒さんが思い入れのある作品があるのかわからないけれど、貴方はその完璧な容姿を持ってして、何故さらに上を目指してくれないのか、何故轟くんの様に"Plus Ultra"してくれないのか。僕のヒーローアカデミアにおける緑谷出久、爆豪勝己、轟焦凍という3人のメインキャラクターの1人を任されていて、出久と勝己があれ程の演技をしてくれている中、轟くんをやってくれている貴方がそのままで良いのか………ってずっと思ってたんだけど…………まあ…………私が求め過ぎなのかもしれんわ。(ん な わ け)(一応毎回金払っているのだが?)(お気持ち表明は許されるだろ💢)←落ち着いてもらっていいですか?
こんなタラタラめんどくさいこと書いてしまってるけど結局何が言いたいかって北村諒も北村諒であって轟焦凍くんでは無いって話、です。それで、私が轟焦凍くんを見て聞いている中で、介入してきた声優という存在も、俳優という存在も、轟くんでは無かったということを実感して、勝手に落ち込んでいるというだけ。本当にそれだけ。ただ好きな人の声を担当していたり、好きな人役を配役されていたりしていただけで、みんな轟くん本人では無かったんだな〜ということを改めて感じて、そんでそういうのを私は「轟くんの情報」として受け取っていたけれど、その情報は全部轟くん本人では無かったわけだから「あー轟くんっていないんだ」になってて、落ち込んでる。轟くんはいない。こんな悲しいことがあって良いのでしょうか。
でも好きになった人が二次元に居たらみんなそうだから、しょうがないね。

2023/05/08追記
一日経ってもう一回考えて見たけど、私は轟くんのことを世界で一番かっこいいと思ってるし、そうあって欲しいと思ってる。ヒロアカのキャラクター人気ランキングは爆豪勝己がずっと一位で轟くんは大体3位だけど、それでも一番かっこいいと思ってる。一緒に切磋琢磨している勝己や出久さんに負けてて欲しくない。カッコよくあって欲しいし、その2人のレベルに一緒にいる人でいて欲しかったんだと思う。
でも梶裕貴も北村諒もあんまり轟くんに思い入れが無いから、私が思ってるほど轟くんのことを考えてはいないように見える。私は轟くんが一番かっこいいと思ってるけど、轟くんを構成する要素である2人にとって轟くんは一番ではないんだと思って、そういうのも………多分嫌なんだと思った。
私以上に轟くんに関わっている人なのに、私よりも轟くんに思い入れがないことに、ちょっと絶望してるんだと思う。


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