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私のこれからのキャリアについて考えてみた

なんとか来年仕事にありつけることになった。ちなみに正社員ではない。非正規雇用である。正社員は最後の選択肢にしていた。正社員になると、まずは副業が禁止されるだろうからカウンセリングルームも畳まないといけないし、一般社団法人の理事もどうするか考えないといけない。そして何より家のことができない。なので勤務時間の縛りが弱い非正規雇用を狙った次第である。

仕事の内容は前の会社でやっていたことと大差はない。なので慣れるのは早いかなという楽観的な気持ちと、とはいっても7年前の話なので、そう簡単には慣れないだろうという慎重な気持ちがある。ただ、こればかりはやってみないとわからないことだから、慣れるか慣れないかは就業したときに考えればいいやと割り切っている。

最近私は何をしてるかと問われれば「兼業主夫です」と答えるようになった。家事育児が主軸にあり、その周囲をカウンセリングであったり、勉強であったり理事だったりする。因みにこの「兼業主夫」という言葉、面接でも使ったのだが、やはり「??」と言った感じのリアクションだった。来年からお世話になる会社さんは面接で事情を話したところ「あ、そうか、兼業主夫なんですね」と理解してくれた。それだけまだ世間的認知はされていないライフスタイルのようだ。

今回の転職活動が終了したとき、私はこのあとどのようなキャリアを積んでいきたいのかと自問した。採用のプロになりたいのか、カウンセラーとして経験を積んでいきたいのかと。欲張りなことを言えば、採用だけではなく労務や人事制度、評価制度に詳しい人事のプロになりたいし、加えてカウンセラーとして経験を積んで学会とかにでて、できれば発表とかしてみたいと思っている。しかし、そう思い願うのは自由だが実際できるかどうかは疑問がどうしても残る。というのも実際できるの?この歳で?と疑問があるのだ。40歳台は微妙な歳だなと思う。若い時のように何でもチャレンジできるわけでもないだろうし、かと言って自分のキャリアの開拓を諦めるには早すぎる気もする。ただ、面接では何度か「新しいことにチャレンジする歳ではないですよ」と言われた。それを聞いて、あ、そういう歳になってしまったんだなと痛感した。それは当然で若い人と比べられてしまっては伸びしろなんてそんなに多くない。言われてみればそのとおり。

そうなると、私はそもそもキャリアを積む年齢なのだろうかと思ったりもしている。どんな経験であれキャリアを積むことには間違いないのだが、どちらかというと今までのキャリアから何を仕事にフィードバックできるかを考えたほうがいいように思える。私は何ができるようになったか、私が関わることで何が良くなったのか。そういう棚卸しをしたほうがいいのではと思っている。発達課題で有名なエリクソンも壮年期を「壮年期は、職業上の知識や技術、子育ての知識や技術を次の世代に伝達する期間である(世代性)」としている。

仕事が決まって安穏としている場合ではないかもしれない。面接官にも「説明会の経験があるからスライドの構成とか赤入れをしてもらえそうですね」と言われた。まさに経験のフィードバックである。恐らくそういう視点で私が見られているだろうことは常に意識しないといけない。そう思う次第である。

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