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インスタ転載いや凡才ですよ天才でない天職は見つけたかもしれない

おはようございます魚介のふゆ。
11/1火
14:00〜23:00
(食17:00〜)
お節モードも入れつつ、普段の営業も一切手を抜きません。
余ったら、こちらで食べます。
そうはさせん!
残してサーセン!いけなくてサーセン!
左遷させん!と左旋する小舟アリク(何かにかかってる風で何にもかかっていない)。
迂回する道の真ん中アリク。
右往左往し※ニッチもサッチも行かねばアリク。
途方に暮れるさき灯るアリク。
※ にっちもさっちも
【※※二進も三進も】
―行かない 《連語》
行き詰まって動きがとれない

漢字に直すと「二進も三進も」となります。 「二進」とは2÷2、「三進」とは3÷3のことで、両方とも割り切れるので計算ができる。

というように、画像も然り脳内イメージを、画にしてくれたり、言葉の意味なんかも、スワイプとタッチでなんとか引き出せちゃう。
なんと便利なくおスマホさん。
お世話になってます。

先日。15年は通う飲み屋の店主(店は45年か)の、働く手を見て不意に思ったんです。
身体の形が、モノの形に沿って馴染んでいくことの美しさを。
思ったのです。

いいちこのお茶割りを注ぎ、板氷を割り続けたその手の形が、それになっているのを見て。

スマホネック。
なんて言いましたか。
わたしの身体は、硴を剥いてせいぜい、10年足らず。
PHS→ケ・イ・タ・イ→スマホを持って、20余年。
蹴球に励んだ12年は、わたしをO脚にしました。

好きなことを続けてきました。
なにが好きでどうして好きかと問われ、自らに問う実、決まった答えを余り持てずにいます。
あなたの好きが、わたしの好きと混ざる瞬間。
わたしの好きが、あなたと混ざる瞬間。
あなたの好きを支度し待つ渋み。
叶わぬ時の苦み。
再会は蜜の味!
別れの酸味。

だれもいないはずなのに店内に吹き込む薫風。



まつもとさんは…(飲み屋)、酒あんまし飲まないよな(わたしも硴を余り食べない)。

いつか、月並みな質問がカウンター越しに飛び交ってハッとした。
客は、馴染みでなかったと思う。
「店主は、お店長くされてますが、秘訣はあるんですか?」
(おいおいそんなベタな…。いや、まつもとさん。なんて答えるんだろ。と耳をそば立てる)
『好きだから!この店に来てくれるお客さんが好きだから』



あの言葉がそれからずっと頭の中で、鐘の音の余韻のようになっている。
これからもこの商いを続けていきたいと切に願う。
そうしていつか、こんな当たり前のような質問が、初見の客から出ようと、熟されながらも新鮮で、旨い言葉が迷いなく出るようになりたいと思う。
素材が命。
それにできることは我々(料理人)は少ない。
と亡き師は言った。
明日には糞になるものを真剣に作ってるんだ。
驕らずに、道はいつまでも半ばなのだ、と。

敬える多くの師のメッセージが、リフを刻む。
「秋」はゆっくりと出世魚のように「冬」と呼ばれだした曖昧な季節の折。
魚卵もボディもわたしの気を引き締めてくれる。

そして あなたを待っている

また
師の詩を借りて偉そうなことを言っている

#日日是硴と酒

念のため。
わたしの 愛する まつもと は健在です。

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