便利で安全な装置✨
家に着いたり駐車場に着いたりした時に車を停めますよね?で、停めた後に車から降りるわけですけど、その時にサイドブレーキ(ハンドブレーキ)をかけますよね。
今はスイッチで完了するタイプもあります。
皆さんの車はどうですか?
今回はサイドブレーキの種類についてお話しようかなと思います。
最後まで読んでくれると嬉しいです✨
サイドブレーキの種類
まず、難しい話から。
サイドブレーキを作動させる為の種類が2つあります。
・機械式
・油圧式
この2種類があります。
構造
作動方法の種類の違いを分かるようになるために構造から話しましょう。
ブレーキペダルで操作するブレーキとサイドブレーキは作りが全くの別物になります。
ブレーキペダルで操作するブレーキはタイヤ付近に1つずつ付いているので4つあります。ブレーキペダルとブレーキ本体とは油圧で繋がっています。
サイドブレーキは後ろのタイヤ付近に左右1つずつ付いていて車内のレバー(ペダルタイプもある)にワイヤーで繋がっています。さらに、レバー(ペダルタイプも同じ)にはロック機能があるのでそのロックを解除するまではブレーキごかかります。ブレーキペダルで操作するブレーキはロック機能が無いのでブレーキを効かせた状態を保持できない。また、油圧を作動させるには動力が必要なのでエンジンを止めると動力源が無くなるので油圧も無くなる。
機械式とは
機械式のサイドブレーキとは、レバーとブレーキ本体がワイヤーで繋がっていて油圧のような動力源を必要としない物理的に作動させられる。
油圧式とは
油圧式はエンジンなどの動力を必要とし、その動力源で
油圧ポンプを作動させて油圧を発生させる。なので、油圧ポンプは動力を得て動きますからエンジンを止めると動力が無くなりポンプも止まります。すると油圧は上がらない(かからない)ので油圧は発生しない。となります。
油圧式サイドブレーキの使用例はあるのか
油圧式サイドブレーキを採用する車は競技車両のみになります。もしくはナンバーを取得していない車両。
もっとシンプルに言うと【一般道を走らない車】になります。
ドリフト車両、ラリー車両は油圧式サイドブレーキの方が効きもいいし、安定して効かせるのでそういった競技車両には当たり前のように採用されています。
一般車に油圧式サイドブレーキの採用はあるのか
一般車に油圧式は採用されていません。し、できません。
それは【車検に対応出来ないから】です。サイドブレーキに関してはエンジンを止めても(不足の事態で止まっても)ブレーキを効かせ続ける必要があるからです。油圧式なエンジンの動力源でポンプを動かしてそのポンプが油圧を作っているのでエンジンを止めるとポンプも止まり油圧もなくなってブレーキが効かなくなるからです。結果、油圧式は車検に通らない=一般道は走れないので採用されていません。
電動パーキングブレーキとは?
基本は機械式サイドブレーキと同じ構造で、我々が手でレバーを引いたり戻したり、足踏み式のように踏んでロックさせ踏んで解除したりしてますよね?その手や足出やっていることをスイッチのON/OFFに変えただけです。
スイッチの先にはワイヤーを引っ張ったり緩めたりするモーターがあってサイドブレーキのON/OFFをしています。
モーターは動力源(電気、電気信号)が途切れても動いた位置を保持しますので車検に対応していますし、運転支援の幅も広かった理由になります。画像に写っている【autohold】は簡易的にブレーキを保持してくれる機能で電動パーキングブレーキ搭載車だとautoholdの機能もセットで付くことが多いです。autoholdの名称は自動車メーカー独自の呼び名かあるので1度ご自身の車を確認してみてもいいでしょう✨
時代の流れには逆らえない
ごく一部のサーキット走行経験者や元レーシングドライバーなど運転が吐出して上手い方などは危険回避の為に手引きのサイドブレーキが必要という声もあります。わざと後ろのタイヤを滑らせて危険回避をするテクニックがあります。確かにそれで危険回避できます。その人専用の競技車両やレーシングカーであればそれでもいいです。日常使用でも特に苦になることはないです。ただ、どんな人が買うか分からない一般車で運転レベルがマチマチですし、免許取り立ての方やペーパーの方も乗る一般車となるとそのテクニックは当てに出来ないですよね。さらに現代は運転支援の完成度も大事になってますし、運転支援となると電動パーキングブレーキの方が取り分が多いし運転支援の技術発展においても電動パーキングブレーキがないと出来ないこともあるのも事実。生産コストも考えると電動パーキングブレーキが当たり前になっていくでしょう。
あえて手引きサイドブレーキを採用!
一部のスポーツカーは手引きサイドブレーキを採用しています。特にGR86、GRヤリスなどは操る楽しさを重視しているので機械式の手引きサイドブレーキを採用している例もあります。
手引きではなくても基本設計が古いモデルや低価格で販売したいモデルなんかだと機械式サイドブレーキを採用していますね。
まとめ
サイドブレーキ1つで車選びはしないでしょう🤣
特別な事情(サーキット走行するとか、競技に出るとか)がない限り販売価格やデザイン、サイズなどで選ぶと思います。手引きサイドブレーキだから足踏み式サイドブレーキだから電動パーキングブレーキだからって日常は全く気にしなくていいと思います。個人的には電動パーキングブレーキでもいいと感じています。自動で解除されるし、自動で作動してくれたりするので。
手動だと解除し忘れたまま走行しちゃう人もいるし、効かせ方が甘い人もいらっしゃるので^^;
今回はサイドブレーキも色々と種類があるよ!って事でした!
コメントお待ちしております(*^^*)
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