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ところでさ。このグラフっていつ使うの?

tableauを使っているとかっこいいチャートが簡単に作れます。
でも、このグラフ(チャート)っていつ使うの?と思いまとめてみました。


分析の3つの型(比較・構成・変化)

比較

・共通の軸で2つ以上の値を比べる最も一般的な分析手法
・シンプルですが軸をうまく選ぶことで明瞭かつパワフルな分析が可能

棒グラフは2つ以上値を比較するのに使われる。一般的なグラフ。
ブレットグラフは線に対して棒グラフがどこまで到達しているかを把握しやすいグラフなので、予実対比や目標と実績の比較によく使われる。


Bar in Barグラフは2つの棒グラフを重ねて表す棒グラフです。2つの値を比較するのときに利用します。

構成

・全体と部分の比較をする手法
・何を全体と捉え、何を要素として抽出するかが構成における整理になる

積み上げ棒グラフは棒グラフは各要素を異なる色で積み上げて表示するもので、全体量と割合を把握するのにもってこいのグラフ。
ツリーマップは階層構造を示す四角形の配列です。元々はコンピューターのハードドライブ上ファイルの構造とサイズを表示する方法として考案された。
円グラフは全体の割合を示すときに使います。円グラフを構成する要素の数は、多くても5つに抑える。なお、Tableauのビジュアライズプラクティスでは、円グラフは非推奨、棒グラフを推奨。人間は扇形を比較するのは得意ではなく、複数の円グラフが並んでも比較が難しいことなどが理由。90度、180度、270度に近い角度で分かれる時は瞬時に割合が把握できるので、円グラフでも見やすい。
ドーナツチャートは、円グラフを元にしたドーナツの形に似たチャートで、全体に対するある項目の割合や進捗を表すときに使うと有効。
数値分析に利用されている「QC(品質管理)7つの道具」の一つである散布図は、2つの項目の間にある相関関係を探し出すのに役にたつグラフです。


ヒストグラムはある一つのメジャーの分布やばらつきを表現するときに使う。棒グラフに似てますが、棒グラフを分けるのが不連続フィールドに対して、ヒストグラムは連続フィールドをビンと呼ばれる一定間隔の幅で区切ります。


箱ひげ図はヒストグラムと同様、ある1つのメジャーの分布やばらつきを表現するときに使う。複数項目間で分布を比較するときにも役に立つ。箱ひげ図は読み取り方がわかるとコンパクトに多くのインサイトを得やすい表現。が、広く一般に知られていないため、見せる相手を選ぶ・・。


ガントチャートは、ある期間の始めから終わりまでを棒で表し、視覚的に期間を把握できるチャートです。プロジェクトのスケジュール管理を目的に、プロジェクト、タスク、メンバーの進捗管理で使用されることが多い。横の長さは日数・月数など期間を表すフィールドをサイズで表します。


変化

・同じものを時間軸で比較する手法
・何らかの表現の事前・事後分析は全ての変化の応用と言える

棒グラフに次いで利用機会が多いのが折れ線グラフ。値の増減を表すのに長けているため、時系列の変化を表現する場面で主に使う。
エリアチャートは連続した間隔または時間軸を横断する数量データを表す。時間の経過に伴う変化のあるデータをビジュアライズするために最適、また変化のボリュームや大きさを強調したい場合に有効。
スパークラインは、小さな複数のグラフから構成されるグラフの集合体。各チャートの推移を一覧で確認することが目的なので、各チャートが大きく表示されるようで軸の範囲を揃える必要はない。また、折れ線グラフで表現されることが多いが棒グラフでも使われます。


スモールマルチプルは小さな複数のグラフの集合体で、グラフ間で傾向を比較したり、各グラフの増減の傾向を把握したりするのに役立ちます。軸の範囲を全て同じにするので、チャート同士比較するのに適している。


スロープグラフは折れ線グラフの一種であり、2つの時点で値を直接結んだシンプルなチャートです。
2つの時点での上がり具合、下がり具合を容易に確認できる。

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