見出し画像

山登りする人に悪い人はいない。-週末は子どもと山登りのすすめ-

先日、小学3年、1年の兄達と2歳の末っ子娘の子ども達3人を連れて、冬の山登りをしてきました。
冬の山登りと言えば「雪山」を想像するかと思うのですが、登った山は山登りと言ってもいいかな?レベルの標高300メートル程の地元の小さな山です。
大人の足で30分ほどで登れる山を子ども達も一緒に1時間かけてゆっくり登りました。

虫好きな兄達の希望で、虫取り目的の登山は春から夏頃にかけてよく家族で行きます。
でも、冬の山に登ったのは今回が初めて。
なぜなら、雪が危ないこともありますが、冬の山は兄達の目的の虫がいないからです(笑)。実際には虫達はいないわけではなくて、隠れているだけなのですが…。

今回、初めて冬の山に挑戦したのですが、ラッキーなことに、登山道や山頂にはその前に降った雪が少し残っており、雪がほぼ降らない地域に住む我が家の子ども達にとっては珍しい雪遊びが出来て大喜びの山登りとなりました。
(雪が残る山に登るのは危険が伴いますので、低い山といえども装備や天候には十分注意しています。)

山登りの刺激は本当にすごいです。
普段、全然昼寝をしない体力ある兄達も帰りの車内で爆睡するほど(笑)。
2歳の娘も一緒にゆっくり自力で山頂まで全部登り切りました。
2歳のこんな小さな体で、自分の背丈の肩くらいまである高さの階段や急な坂道を登る姿には本当に驚きます。
山がそれを挑戦する勇気をくれるのでしょうね。
いつもと違う「山」という環境に身を置くと、昔の縄文時代からの人間の本能が騒ぐのか、すごく開放的な気分になって子ども達も饒舌になり、登りながらご機嫌にいろんな話をしてくれます。

今回の山登りでは、雪遊び以外にも子ども達の思わぬ成長が見られて、ラッキーでした。
それは、口下手な兄達が山登り中にすれ違う人と挨拶が出来たことです。
普段はなかなか大人に挨拶出来ない兄達。
普段できないことが違う環境なら出来るようになる、やろうと思う勇気を与えてくれる、それが自然の力だなと思います。
自然の中だと、リラックスして心を許せるのでしょうね。

山頂で出会った犬の飼い主さんが、可愛い飼い犬達をうちの子ども達に触らせてくれながらこんな話をしてくれました。
「普段は街ではうちの子(犬)は絶対人に触らせないねん。山の上だけや。犬も分かるんやろうなぁ。」と。
「山登りする人に悪い人はいない」と山登りする人はよく言ったりしますが、まさか犬も同じ気持ちだったとは!(笑)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?