ラクダ、8月を振り返る②
『らくだ、8月を振り返る①』で書いた
お墓参り帰省。
1泊2日過ごしたのち鳥取へ戻り、鳥取も夏は暑いのかーなんて言いながら日常に身を置くこと1週間‥
従姉妹から電話の着信が。
出てみると聞き取れない言葉を発する従姉妹。
いつものように電話口でそばに居る子供たちに何か言ってるんだろうなぁと思い、「なんてー?笑」と聞き返すと、彼女は泣きながら信じられない事を言った。
『らくちゃん、〇〇が死んだ』
〇〇とは彼女の弟であり、私の従兄弟。
小さい頃、ワケあって私は祖父母に預けられていたので、母の妹である叔母はひとりっ子の私が寂しくない様にと、なるべく休みには子供達を連れて遊びに来てくれていた。
母と暮らすようになってからも、週末とか長い休みにはしょっちゅう従姉妹の家と祖父の家を行き来していたので「あんたはいつもおらん」と母に言われたのを思い出します。
8月に亡くなった従兄弟、小さい頃はとても可愛らしい顔をしていて、やんちゃだけど泣き虫。
よくお姉ちゃんに可愛いがられ過ぎて泣いたり怒ったりしていた。
彼のお兄ちゃんが15歳という若さで亡くなり、なんだか物静かな子になったような気がする。
静かで穏やかだけど、話し出したら細かいことまでずっと話してくれるし、笑い出したら涙を流して笑ってた。
大人になり、お姉ちゃんとこに産まれた姪っ子の世話は周りが感心するほどよくしていたし、うちの娘も同じように可愛がってもらった。
私の母や叔母と同じ筋ジストロフィーを患い、
去年、母の葬儀で久しぶりに会った彼は歩きづらそうにしながら「医者にあと10年って言われた」と本気か冗談かわからないトーンで言ってました。
それでも十分驚いたし、しっかりリハビリ行きよ!なんて話をしたのに。
風邪から肺炎になって部屋で亡くなっていたそうです。
ちょうどお盆に入ったところだったのですぐに駆けつけることが出来ず、せめて最期のお別れにとお盆が明けて日帰りで行く決意をしたものの、叔父に「無理して事故にでも遭ったら大変やき、次に帰ってきたらお線香あげに来ちゃって」と逆に気遣ってもらい今に至ります😔
昔を思い出すとちょっと切なくなる。
でも実際に眠りについた顔を見てないからか
もうこの世にいないという実感はまったくない。
涙らしい涙が出てこない自分は薄情なのかとも
思ってしまう。
なんか‥ごめん。
ただ、私は信じてる。
おばちゃんとうちのお母さん、あの姉妹が「早いわね〜」なんて言いながらもちゃんと迎えに来てくれたであろうと信じてる。
けんちゃん、身体は自由に動きますか?
おばちゃんやお兄ちゃんたちと楽しく過ごせてますか?寂しくないよね?
あちらでも涙を流しながら笑っててほしいと心から思います。
来月会いに行くきね!
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