ファイナンス機械学習:人工データを使ったバックテスト OU過程実験 長期リターンが正の場合

市場に正の長期リターンを見込めると、これを活用し、投資戦略を組み立てる。ポジションは利益を見込みやすく、利益確定閾値$${\overline\pi}$$は高くとれる。最適な組み合わせは、広い損切り範囲と狭い利益確定範囲を組み合わせたものになる。
 ここでも、半減期を長く取れば過程はランダムウォークに近づくことには変わりなく、高いパフォーマンス領域は狭くなり、境界はぼやけていく。

半減期 $${\tau=5}$$
半減期 $${\tau=10}$$
半減期$${\tau=25}$$

長期リターンが正であるから、シャープレシオが負になる領域はない。


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