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第19回 マッチングアプリで効果的なプロフィール写真とは

このコロナ禍で外出制限を余儀なくされて、暇を持て余した結果、マッチングアプリを始めてみた、という方も少なくないのではないかと思います。ただ、いつでも写真を撮りたがる今どきの学生さんと違って、年齢が上がると、プロフィールに使えそうないい感じの顔写真が、意外と少ないもの。慌てて用意しようにも、自撮りなんて普段しないから慣れていなくて、どうも自然な感じに撮れない。そんな悩みを抱えている方もいるのではないでしょうか。

もちろん、誰にも文句を言わせないくらいの勢いでかっこいい人なら、どんな写真を用意したところで、そこそこの反応は集まることでしょう。しかし、多くの一般的な男性にとって、プロフィール写真というのは、それを見た女性が「ありかなしか」を判断する最大の材料でありまして、これがよければ実際以上に「いいね」が来るし、反対に画像がまずければ、どんなに素敵な人であっても女性からの支持は得られないわけです。

そこで今回は、プロフィール写真を設定するのに最低限注意すべきポイントをまとめてみました。よければ参考にしてやってください。なお、過去にいろいろなところで書いた話ばかりですので、無料としております。まずはお気軽にどうぞ。


ポイント1:自分の顔がはっきりわかるもの(大前提)

超基本です。顔写真、なるべく正面から写っているものを、1枚目に置いてください。自撮りだと、すごい頑張った感が出てしまうか、ともだちいないのかな、という印象を与えてしまうため、できれば誰かに撮ってもらいたいところですが、すぐに用意できなければ仕方ありません。スマートフォンのカメラでも、タイマー設定なんかうまく使って、可能な限り自然な表情を作り出していただければと思います。

なお、顔写真については、はっきり見えるものであることが必要不可欠ですが、だからと言って、画面いっぱいに顔が大写しになるのは、あまり見栄えが良くありません。適度に余白を残しながら、という点を意識してトリミングしてみましょう。

ネット上に顔を晒すのを不安に思われる方もいるでしょう。知り合いに見つかるかもしれないし、悪用されたら困るし。ただ、そこで躊躇って顔を隠すくらいなら、マッチングアプリはやらない方がいいと考えてます。女性のプロフィールを見るとき、まず目が行くのは1枚目の写真じゃないですか。ここに本人が写ってなかったら? どんな人かわからないな、って思いません? それで、「いいね」を送らないで通り過ぎる確率は高い。かわいい動物や風景の写真だけを載せているあなたも、そうやって、多くの女性に通り過ぎられているかもしれません。そんな非効率なやり方で、マッチングアプリで成功しようなんて、まず不可能でしょうから、ぼくならお勧めしません。


ポイント2:爽やかな印象を作る

とは言え、顔のみの写真を上げなくても、そこそこの評価を得る方法はあります。顔ではなく、全身または上半身の引き気味の画像を使うことです。敢えて顔以外のパーツも含むことで、体形や姿勢、髪型、服装など、その人を形成する様々な要素を交え、顔が見えない欠点を補うのです。ここで注意すべきなのは、「正面からではなく、斜め方向から撮って、自然な感じを出す」ことと、「清潔感と爽やかさを最大限に込める」ことです。

まず、スポーツの試合開始前の集合写真か、逮捕された悪い人の記録じゃないんですから、人間、真正面から全身を撮られることは、そうそうありません。少し体を捻るとか、撮影者に向かって斜めの方を向いて立つとか、変化をつけることで、見る人の興味を引きますし、体形的な欠点などもごまかすことができます。たとえば、居酒屋で飲んでいる風景みたいな写真も、真正面からだと、いかにも撮影用に仕込んでます、という雰囲気が出てしまいますが、同じテーブルを囲んでいるともだちがたまたま撮ったのがいい感じだった、という程度に仕上げるには、やっぱり斜めからですよね。

それと、顔以外の情報がいろいろ入る中で、ひとつでもマイナスのものがあると、女の子が引いてしまいます。たとえば太っているとか、服装が決定的にダサいとか、髪が伸びすぎているとか。あらゆる部分が清潔感を持っているように、自然な爽やかさを醸し出せるように、きちんと整えてから撮影しましょう。このとき、カメラの方を向くのではなく、あたかもカメラなんて存在しないかのように動くのも、大事な点です。

この手の写真は、顔写真を1枚目に設定した際の2枚目としても大変効果的ですが、ひとつ問題があるとすれば、自分ひとりでは用意しにくいこと。離れた斜めの位置からの写真を、うまく自撮りするのは、相当難しいです。ともだちに頼むか、有料の撮影サービスを使ってもいいかもしれません。最近は、どのアプリも男性向けに、そういったサービスを紹介しています。写真1枚のために何千円もかけるのか、と思うかもしれませんが、これで「いいね」が増えるんだったら、安いものでしょう。


ポイント3:雰囲気で訴える

「顔が好み」という理由で「いいね」が送られる場合を除けば、男性の写真で一番大事なのは「雰囲気」なんですよね。年齢が近くて、共通の趣味があって、いくらプロフィールの文章からはよさそうな空気を感じても、写真の雰囲気で良くない印象を受けてしまったら、「いいね」は押されません。

「元気で明るい女の子」をターゲットとして想定しているのに、自分が静かな部屋で本を読んでいるところとか、薄暗いバーの写真ばっかり載せていたら、元気な人はなかなか引っかかってきません(そういう方面に興味がある、という人が来るかもしれませんけど)。反対に、ライブ会場で暴れた後の集合写真やキャンプの思い出写真で、インドア派でアニメ好きの女の子を釣ることもできない。

自分がどういう人間であって、写真からどういう雰囲気を感じ取ってほしいのかを考えて、載せる画像を選びましょう。


背景にヒントがたくさんあるもの

仮に自分の顔だけが収まっている写真だったとしても、必ず四隅に背景部分の余白が出ます。つい、顔ばかり気にしてしまいがちですが、この背景にも気を配ってください。壁や鏡が汚れているのは論外。真っ白な壁だと、自宅感が出ます。これはプラスマイナスゼロ。青空だったら、アウトドア派なのかな、と思ってもらえるかもしれません。または、海外の有名な建物だったら、旅行好きなんだな、と思われそう。このあたりは、相手の趣味に合えば大きなプラス。中央にある「写したい自分」だけではなくて、その背景にも、女の子が好印象を抱きそうなヒントを埋め込みましょう。

同じ「飲み会の写真」でも、鳥貴族なのか、おしゃれなイタリアンなのか、そのあたりで女の子のウケもまた変わってきます。高級店に連れて行ってほしい女の子も世の中にはいるでしょうし、あるいは、庶民的な居酒屋でデートする方が落ち着くという子もいるはず。自分が普段行かないようなお店の写真を選んでも変な期待をされるだけ、ということもあり、そのあたりは厳選していただければと思います。

※決して、鳥貴族が悪いと言っているわけではありません。安くていいお店です。大好きです。


趣味をうまく表現しているもの

みんな、プロフィールの文章を一生懸命作り込みます。でも、長々と書いた自己紹介を、女の子はきちんと読んでくれているでしょうか。人気の子には、1か月で4桁の「いいね」が飛んできます。その全てに目を通すことは不可能。と言うことは、文章に頼り過ぎてはいけません。自己紹介で触れている趣味を、パッと見ただけで理解できる画像に埋め込むことで、より効果的に自分を知ってもらい、マッチの可能性を上げることができるはずです。

たとえば、ぼくは旅行とおいしいもの食べることとライブが趣味なんですが、海外旅行中にテラスでビール飲んでる風景とか、好きなバンドのライブ会場の写真を混ぜます。自分が写っていなくても構わない、と言うか、趣味の紹介の代わりなので、いなくて全然いいです。雰囲気が伝われば十分。同じ国に行ったことがあるとか、同じバンドが好きだとか、共通点を見つけて、「いいね」を返してくれる女の子は、少なからずいます。そして、最初のメッセージで女の子から話を振ってくれれば、仲良くなれる可能性は高い。

プロフィール画像は「自分の顔がはっきり映っているものに限る」と決められているサービス以外では、その全部を自分の写真にしない方が効果的でもあります。同じような顔ばっかり何枚も続いてもつまらないですし。旅行とかペットの写真を間に挟むことで、変化がついて、女の子に興味を持ってもらえます。もちろん、枚数は多いに越したことはありません。その中で、うまくバランスを取って写真を配置してみてください。どれをメインに持ってきて、サブをどういう順番で並べるかも、腕の見せ所。入れ替えながら、「いいね」がどのくらい来るのか女の子の反応を見つつ、写真でアピールしていきましょう。


それでは、今回はこの辺で。

全国で緊急事態宣言がもう少し続くようです。うかつに遊びに出ず、今は仕込みの期間と思って、マッチの量産に努めましょう。

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