第13回 「東カレデート」徹底解剖（前編）

ご無沙汰しております。しばらく成果の出ない仕込みの日々を送っているうちに、新型コロナウイルス騒動が勃発し、身の回りが俄かにバタバタし始め、全くnoteを更新することができないまでになってしまいました。

結局、バタバタするだけで、どうにもならない状況が続き、今度は手持ち無沙汰な日々になってきましたので、久しぶりの更新です。どうぞお付き合いください。

というわけで、今回取り上げるのは、本命中の本命。と言うと、何やらすごそうですが、何のことはない。「金が全て」の成金趣味と選民意識で他のアプリを圧倒する、庶民にはとても使いこなせないことで恐れられている「東カレデート」の出番です。

実はぼく、東京カレンダーのウェブが始まった頃からの読者でして、当時は港区を中心とした様々な名店が紹介されるのを、大変な憧れを持って読んだものでした。それがいつしか、セレブ達が夜な夜な騒動を巻き起こす、都市伝説的なフィクションの連載が多くなり、「こんなの現実にあるわけないだろ」と遠ざかってしまいました。

そんな東京カレンダーの手によるマッチングアプリですから、金を介した虚々実々の駆け引きに一喜一憂するような、浮世離れした男女にしか用はありません。実際、メッセージの交換ができる有料会員になるには、最短の1か月プランでなんと6,500円（6か月プランでも、1か月あたり4,133円）の支払いが必要と、お高めですね。この程度、軽く出せる人しか相手にしないという、強烈な選民意識。そして、そこに集う女性もろくなもんじゃない。それこそ、パパ活アプリだろう、なんて批判は、漏れ聞こえております。

しかし、その「東カレデート」を瞬間芸でうまく使いこなすと、利用料ゼロで女の子と遊べることがわかりましたので、以下、使い方のポイントを交えながら解説していきます。

ターゲットと主なユーザー層は？

手を出す前に確認しておかなければならないのは、どんな人が集まっているか、それは自分のターゲットとする人物像に合っているか、ということですね。ここを間違えると、無駄な苦労をすることになってしまいます。

この「東カレデート」に登録している女性、凡そ日本の一般的な女性の縮図というわけにはいかず、かなり偏っています。その傾向は、他のマッチングアプリよりも遥かにひどい。