僕なりに考えてみた。手話の認知率が低いことを

こんにちは。ミナヅキです。寒くなったり暑くなったりで風邪引きやすくなりましたね。すでにくしゃみ連発でポケットティッシュは欠かせない時期ですね。

さて、手話の認知率ですが調べたわけではないので知りません。ですが、試しにカフェやコンビニ、レストランなどで手話で話しかけてみました。そしたら反応はほとんど「あなた頭おかしいの?」というような反応されました。

すかさず、「耳が聞こえないんです」というジェスチャーを示してみたところ「ああなんだ。」という反応とも。

でもス○バだけは笑顔教育されたのでそういう反応してきませんでしたが、戸惑いはありました。だれもが手話のようなジェスチャーで話しかけてきたので「耳が不自由なんだ」というような判断はありませんでした。

まあ、手話を知っている聴者だったらすぐピンとくるんですが、そうじゃなかったというほうの多さにじみじみと感じられました。

というよりも僕は、手話を広めろ!と強く思っているわけではないので、そこまではかっがりしたわけではありません。まあ想定内でした。

なぜ認知率が低いのか?僕なりに考えてみたところ

・日常的に手話を見かけることがない。

・ろう者のコミュニティがあり、日本手話主義の人口があまりにも少ない。

・日本手話主義でないろう者、難聴者は筆談で済ませてしまう。

なんじゃないかなと。もし、電車乗ってみたらその車両にかならず手話で話しているペアがいる!なんてなことあったら、間違いなく手話はまあ読めるかなってなります。声を出しながら手話をする人もいますから。しかし、実際には手話で話しているペアを遭遇するのは1か月あるかないか。そうなるとあまりにも希有すぎて手話ってなに?ってなるんでしょうね。

次にろう者のコミュニティっていうのが存在していて、日本手話を主とするろう者だけ集まるんです。ちなみに僕は基本的に参加していません。だって同じ趣味の集まりではないのでつまらなく感じるんです。そのコミュニティは集まる場所や時期は決まっている上に手話ができない人間はお断りっていう暗黙のルールがあります。表向きはどうぞどうぞって言うのですが、みなさんは筆談や口話はできない。またはしない。そうなると手話が上達しないのなら話せないっていう流れになります。逆に言えば手話を上達したいならそこに行けってことなんでしょうね(笑)

最後に日本手話主義でない人たち。僕も含めるんですけど、基本的に手話で済ませようと思わないんです。相手が聴者だったとしたら、日本語を使って筆談すれば100%伝わるのでそういう解決手段になります。スマホって便利ですね。筆談用アプリがあって、ぱぱっと「ラテアイストールね!」って終わっちゃう(笑)その割合は多分いろんなろう者と交流した中でそういう人間のほうが多いんじゃないかなと思います。

日本手話主義のろう者たちは揃ってこう言います「聴覚障害者のなかで、手話主義のろう者のほうが多い!絶対だよ!だってよく会うもん。」いえいえ。さっき言ってた二つ目の、ろう者のコミュニティばっかり行ってるからでしょ。難聴者やシムコム主義のろう者と交流してないからでしょ?と反論したいのですが、そういう表現ができる日本手話がないので「そうなんだー」と返事してスルーしています。

なぜかというと、日本手話だけしか話せないろう者が割と多いんです。多いというか、ろう者のコミュニティの全員がそんな感じです。しかし、そんなコミュニティをいろいろ回ってろう者と会おうとすると、ざっと合計したとしても100人ぐらい。神奈川や都内だけですけど、あれ?統計的には少なすぎる。会って話すだけなら多いなぁ~と錯覚しがちなんですが、客観的に見れば日本人は1億人ぐらい。都内だけでも1200万人ぐらい。それに対しての100人なので、少ないよ!ってツッコみたくなります。

聴覚障害者自体の人数はちょっと昔のデータですが34万人ぐらいいると言われています。しかし、そのデータは補聴器あれば聞こえて話せる人、耳に平衡障害がある、耳鳴りとか聴力が下げ続ける病気・・・というような人も含まれます。つまり、手話を主にコミュニケーションを要する人はさらに少ないってことになります。

「手話ってなんだよwwwww」って言う人がよく巷で見かけるのはまあ仕方がないんじゃないかなと。聴覚障害者というマイノリティな上に手話を使うというマイノリティであるわけで、認知率の低さに及ぼすわけです。マイノリティ×マイノリティ。

手話の便利さは、時間がかかーる筆談をしなくてもよいというところ。聴者のあなただって、筆談すると「ああ・・・話したほうが早いのに・・・」と思うはず。その話したほうがっていう要素がろう者にとって手話なわけです。

しかし、手話ができる人間はものすごーく少ないわけですから、筆談で済ませよう。という解決に取りがちです。そうした曖昧で日本はろう者にとって住みづらい国であり、なぜ住み続けているのか、ご飯が美味しいし平和だから。そんな葛藤な日々を過ごしています。いいね。ろう者にやさしいけど不味いご飯の国か、ろう者にやさしくないけど美味しいご飯の国か。究極の選択的なテーマをいつか考えてみたいです。

そうそう、手話の認知率ですが世代が若くなるにつれて高くなってきたんです。まあシムコムのほうですが、高校や大学に「手話サークル部」が増えてきたんですって。人から聞いた話なので多さには確認していません。

手話を広めよう!という活動は参加しません。ろう者だから参加する義務がある!(義務かよ・・・)と主張するろう者とろう学校関係の人がいるので、ちょっとうんざりぎみ・・・っていうテーマをいつかコラムしてみたいです。説明するだけなら構いませんけどね(笑)

それでは

※日本手話 日本語の文法にない手話や表情などのみに表現する。

※シムコム 日本語対応手話とも呼ばれ、日本語に手話を添えて表現したもの。

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