ポジティブよりもネガティブな気持ちのほうが人は動くのかもしれない
Atsuさんという英語youtuberがいる。
Atsuさんは、メルボルン大学をでたあと、米国公認会計士の資格を取り、デロイトで数年働いていたあとにyoutube活動をしている人で、公認会計士も英語で勉強できたから楽しかったというほどストイックで英語大好きな人だ。
私は去年、といっても2ヶ月前くらいまでAtsuさんの英語スクールに参加していた。
マイナスの感情で大きな決断をする
私は人と違うことをするのに怖さを感じるんですが、Atsuさんは怖くないんですか?と質問をした。
すると、たくさんの人がいる中で、その競争で勝っていける才能も能力もない。だから人と同じことをしている方が私にとっては怖いことです。と返された。
英語学習者としても、youtuberとしても結果も出してきているのにとても謙虚で、それも素晴らしいなと思ったが、ひとつ大きな発見があった。
英語が好きという気持ちだけで、海外に挑戦していっているかと思っていたので、なにか自分を動かすためのポジティブなアイデアをもらおうと思って質問したら、返ってきたのが人と同じことをするのが怖いというネガティブな答えだったからだ。(Atsuさんはネガティブな気持ちで海外進学を決めたということではなくて、意外と人はネガティブで動くのかもしれない、という自分なりの発見だった)
そういえば、私が休学してオーストラリアに行こうと決断したときも、海外インターンや、留学やワーホリなどたくさんの選択肢があった。そしてその選択肢を吟味しているうちに約半年がたってしまった。やばいやばい、海外行きたくて休学したのに悩んで半年もたってしまっている、このままじゃ休学した意味もなにもなくなってしまう、という焦りにかられてえいやっ!と一番すぐに入国できるオーストラリアに行くことに決めた。悩んでたのは半年なのに決めてから行くまでは1ヶ月だった。(ビザとれる最短が1ヶ月)
結果、渡航後、英語力が底辺でみそをオーストラリア人に売るという周りからみればビッグチャレンジになるが、そのときも別にポジティブではない。焦りからくるどちらかといえばネガティブな感情で動いていた。
時として、ネガティブな感情のほうが、ポジティブな感情よりも強いエネルギーをもち、それが人を強い力で押し出すのではないか、と思う。
英語も柔道も仕事も自分ができないことにとてもイライラしてフラストレーションがたまっていた
留学先の英語も全然話せなくて、すごくフラストレーションがたまっていた。もっともっと話せるようになりたい。話したいことは山ほどあるのに自分の口からは0.5割くらいしか伝えられない。それがすごくもどかしかった。
柔道も私よりもみんなできる人ばかりだった。朝練で校内1階から4階まで3週は誰よりも遅かったし、部活前の壁倒立は2週間でだいたいできるようになるのに一向にできるようにならなかった。試合も同期の女子が次々と初勝利を上げる中、ずっと勝てないでいた。毎日毎日ずっと悔しい思いをしていたけど、その分家で壁倒立の練習や筋トレをしたり、他校の練習試合は自分よりも格上の男子に練習をお願いしにいってたら、キレイな側転と倒立前転ができるようになったし、試合にも勝てるようになって、個人でも団体でも県大会に出場できた。
仕事も最初のほうは、計画たてるの苦手すぎて、案件を炎上させまくってしまい、まいっていた。わからないことしかなくて、人に頼ることしかできなかったが、Webの知識をためていって、できないことを一つずつ潰していったら2年前よりもはるかに頼ってもらえる側になっている。
現状に不満があり、もっとこうしたいと思ったときに人は成長する。
フラストレーションを力に変えて、自分の理想に近づくことができる。
逆に中途半端にできるようになってきたときが一番危ない。英語がいま伸び悩んでいるのもそうだ。
英語を勉強する明確な目標が持てていない。でもある程度しゃべれるし、伝えることができる。もっとしゃべれるようになりたいけど、必要に迫られていない。だからずっと成長しない。(と思ってしまう)
今日の英会話は、前置詞の間違いから細かく指摘されて、全然話が進まなかった。積極的にミスを指摘してほしいと伝えたのは私だけど、ミスをたくさん指摘されると間違えないように、と英語の話すスピードも落ちるし、ビクビクしながら話してしまう。全然楽しめなかった。そして自分がしゃべれないことに対してフラストレーションがわいた。指摘してくる先生はわりと少ないからいつも楽しく話して終わるからそういう意味ではわりとレアな経験だった。
だけど楽しめないとそもそも英語をやりたくなくなる。フラストレーションとエンジョイのバランス。難しいけど良い気付き。
英語学習はやらなきゃになっているから、やりたいの気持ちにシフトチェンジしていきたい。
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