寝たくない
僕は言った。
「寝たら明日が来てしまう。」
杖をついた年寄りの牛蛙が僕にこう聞いた。
「なんで明日がそんなに嫌なんだい?」
僕は答えた。
「嫌なわけじゃないんだ。」
すると牛蛙はまた聞いた。
「明日が怖いのかい?」
僕ははっきりとした口調で答えた。
「違う。怖くない。」
すると牛蛙がまた聞いた。
「じゃあどうして明日に来て欲しくないんだい?」
僕は悲しい顔をして答えた。
「”今日”とお別れするのが寂しいからさ。」
わしゃサンテグジュペリか!!
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