森をつくる

私達の会社が森を作る?!

私が勤めている会社はデジタルマーケティング支援会社ですが、この度、持続可能な脱炭素社会の実現のため、2月21日に岩手県気仙郡住田町、一般社団法人more trees(https://www.more-trees.org/about/vision/)と連携協定を締結し、植林・森林保全プロジェクトをスタートしました!

山を守ることは土壌および水源の保全となり、森林は河川を通じて海までつながり、多くの生物多様性にも影響していきます。

未来の豊かな環境を守るためには、多様性のある森づくりが重要であり、そのためには植林や適切な間伐などの森を育てる取り組みが必要になっていきます。


森づくりとは?

日本国内の森林面積は約2,500万ヘクタールと言われます。
このうちの約半分にあたる1,300万ヘクタールが天然林、約4割の1,000万ヘクタールが人工林、残り1割が無立木地にあたります。
天然林は、自然の力で生まれ育ち、森林として成立したもので、多くは広葉樹林です。
人工林は、人の手で種を蒔いたり苗木を植栽して育てた森林で、木材を生産することが主な目的ですが、国土の保全や水資源を蓄えるための水源涵養という役割のための森林もあります。人工林のほとんどは、スギ、ヒノキ、カラマツ、アカマツ、クロマツ、エゾマツ、トドマツなど、比較的成長が早く、建築用途に適する針葉樹林です。


私達の会社が連携協定を結んだ岩手県気仙郡住田町の森は、再造林放棄地(※1)なので「人工林」に属します。
この人工林で森ができるまでの過程を調べてみました。
※1 人工林伐採後に森林が再生していない人工林の跡地


  1. 苗木を育てる

  2. 植え付け

  3. 下刈・つる切

  4. 除伐

  5. 間伐

  6. 主伐

  7. 収穫

参照(関東森林管理局)


これまで森の木を切る事は森林破壊に繋がる事だと思っていました。
ですが、④~⑥を見るように元気な森を育てるためには、伐採は必要不可欠だということが分かりました。



伐採の種類には以下があり、
主伐(しゅばつ)、間伐(かんばつ)、除伐(じょばつ)、皆伐(かいばつ)、択伐(たくばつ)
④~⑥は以下の意味があるそうです。

④除伐(じょばつ)
育てようとする樹木の生育を妨げる他の樹木を刈り払う作業。一般に、下刈を終了してから、植栽木の枝葉が茂り、互いに接し合う状態になるまでの間に数回行われる。
⑤間伐(かんばつ)
育てようとする樹木どうしの競争を軽減するため、混み具合に応じて、一部の樹木を伐採すること。
⑥主伐(しゅばつ)
更新または更新準備のために行う伐採もしくは複数の樹冠層を有する森林における上層木の全面的な伐採。

伐採の種類は他にも以下があります。
・除伐(じょばつ)
育てようとする樹木の生育を妨げる他の樹木を刈り払う作業。一般に、下刈を終了してから、植栽木の枝葉が茂り、互いに接し合う状態になるまでの間に数回行われる。
・皆伐(かいばつ)
森林を構成する林木の一定のまとまりを一度に全部伐採する方法。
・択伐(たくばつ)
主伐の1つの方法。木材として利用できる大きさになった樹木を、概ね30%以内の伐採率で部分的に伐採する方法。

参照(関東森林管理局)
https://www.rinya.maff.go.jp/kanto/gijyutu/yougo.html


まとめ

伐採と聞くと良いイメージは沸きませんが、一口に悪い面だけではないということがわかりました。
元気な森にする、森を育てるためには伐採は必要です。だた、行き過ぎた伐採が自然破壊を招き環境破壊へと繋がるのです。
新型コロナの発生には、森林破壊と住処を終われた動物たちの絶滅、そしてさまざまな病原体を持つ動物との接触が要因にあったと考えられていたりもします。(https://www.nature.com/)
これから私達の会社が森をつくるためのプロジェクトとして掲げているのは地方創生やSDGsにかかわる人材育成、地域の活性化を図るものを目的としています。

・多様性のある森づくり
・木材の利活用促進
・地域資源の保全、持続可能な生産推進および利活用
・住田町の自動生徒の地域学習および人材育成
・SDGsの17の目標とターゲット

これらに関する事業を展開していく予定です。
具体的な取り組みはこれから発信していきますが、
私個人個人ができること、毎日の生活からも森を守るためにできることは既に数多くありますので、まずは自分自身で森を守る行動に取り組むことから始めてみたいと思います。
その一例をご紹介します。

・紙(紙コップ、コピーなど)の使用量を減らす
・紙袋などの過剰包装を断る
・再生紙を積極的に購入・利用する
・森林保護に関する第三者認証マークを取得した製品の購入を心がける(FSC、PEFC、SGEC)

森をつくるって、壮大なテーマ過ぎて、イメージがわきませんでしたが、
調べてみると伐採は悪い事だけじゃないということがわかったり、森を育てるために伐採した木材の活利用、森をつくることを通じて地域社会と繋がれる事などメリットがたくさんあるんだとわかりました。
これから会社でどんなことを企画していくのか、とても楽しみです!
森つくりに積極的に参加していきたいと思います!


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